INTERVIEE
評論家 西尾幹二
東京大学文学部卒業。 専門はドイツ哲学。
喧嘩に強い論客として名を馳せる。
近著「皇太子さまへの御忠言」で論壇に一石を投じる。
＿花田紀凱 ザ・インタビュー＿番組開始
花田：先生、今日はお忙しい中ありがとうございます。『皇太子さまへの御忠言』私どもで５月号からですね、一、二回やっていただく予定が五回にもなりまして、大変な反響で、読者の反響もありましたし、論壇の反響とか売れ行きもですね御蔭様で大変伸びました。
西尾：そうですか、ありがとうございます。
＜読者からの反応＞
花田：一般の方の反響というのも編集部にもありましたけれど、先生のところにも直接随分ありましたよね。
西尾：沢山着てご承知のようにレターが載りましたし、一般の方の反応が素直ですね、素直じゃないですか？
花田：素直って、どのような？
西尾：素直ってことは諸手を挙げて賛成ということ。
こう言って下さってありがとう、胸の痞えがとれたとか、あるいはこのまま行ったら、皇室は危ないと。なんとかしてもらわないと困る。
それから、、「天皇陛下が健在のうちにですねご聖断を仰ぎたい」と、かですね。あの、そして、西尾先生はおそらく充分に、あのお〜書いて知ってても書かないことがおありでしょうと言うようなことや、それからこれでもかこれでもかというような情報も・・・
花田：そうですねぇ〜、私も非常に驚いたんですけれども、編集部に投書とか、あるいはネット上とかで、特に女性たちが多くて、物凄く詳しくて、且つ、女性たちがすごく情報が詳しいですよね。
あの時はこういう服を着ていたとか、これはけしからんとか細かく見てますよね。
西尾：それと、ええと〜かなり、インターネットでですね、徹底した映像が流れてましてまあ、今それはここでは、口にするのも憚られるようなシーン（もしかしたら・・皇太子さまを足蹴りしサッサと車にのらんか！促しシーンとか愛子さまを小突いたヤツのことかなぁ〜？）や場面やそういうことの、揣摩憶測（しまおくそく）ではなくて、映像ですから、誤魔化しようがない。その誤魔化しようのない映像がズバズバと、Ｙｏｕtｕｂｅで流れていますね。ええ。
とにかく、テレビとインターネットの時代ですから、あのぉ〜これはちょっと昔とは違いますね。
ええ、だからぁ、そうぉっとしておいて、そうぉっとしておいてと言う人たちは馬鹿としか思えないですね。
そんなことするとどんどんどんどん膨らんでってですね、ですからこれが私のある種のそのぉ〜まあ〜何というのか、毒消しというのか、あの、何というんですか、そういうの・・・パッと、ガス抜きですねぇ〜それになってしばらく沈静すると思いますけどね。むしろそういう役に立ってると思いますけど。はい。
＜論壇からの反応＞
花田：一般の反響も去りながらその論壇とかですね、ええ〜そういうところからも随分、竹田さんからの反論は私どもに掲載しましたけれども。ええ〜松原隆さんが「正論」に書いたりですね、ああいうのはどうですかね？（西尾先生の反応を窺うかのように、にやにやと）
花田：まあ〜〜〜、 はっきり言ってレベル以下！（きっぱり、ばっさり） あるいはレベル三流以下！って言う位の 三段下位のくだらない文章で、それは私でなくても読めば一目で分かる話だから、普通の知性を持っている人が読めば、あの〜相手にしない、相手にすべきじゃないほうがいいと。それ私は全く相手にする気ないし。
それで、ま、話を元に。今の反応ということになると、こういうことが２つ言えるような気がしましたね。
あのぉ〜、一つはですね、え〜〜〜、皇太子さま、東宮ご夫妻にもっと自由をを与えたら良いんじゃないかと、鈴木邦夫という方が仰っていますねぇ〜
※鈴木邦夫 →政治活動家、新右翼団体 「一水会顧問」
（一水会の絵画展へ雅子さん鑑賞へ外出・・・ふ〜〜〜ん）
花田：ああ〜〜一水会の。はい。・・新右翼のね。
＜皇太子ご夫妻に自由を！。？＞
西尾：自由を与えるって、これから天皇・皇后になられる方にもっと自由を与えるってどういう意味だろうかと私は。むしろ首をまあ傾げる訳ですね。
と、申しますのは、すでに、あの〜皇室制度反対、廃絶しようとか否定しようとする勢力はですね、今更革命的に天皇制反対なんて誰も言わないんでね。
あの〜とにかく、『制度がご夫妻を苦しめていると、人権を無視している』と。
つまり、『皇室制度が息苦しいからご病気になっると、適応異常とか（適応障害）うつ病になられるんだから、その皇室制度がご皇族の人権を侵害している』こう言いさえすれば世の中に通るって状況なんですよ今は。
そういう空気があるわけですね、その前提の上に乗ってる。
花田：ええ。（頷く）
アシ：（対談から、ずっと固まって西尾先生を見つめるばかり）
＜皇太子の雅子妃人格否定記者会見＞
※２００４年、記者会見における皇太子殿下のご発言「雅子のキャリアや人格を否定するような動きがあったことも事実です。」
そこへ驚くべき皇太子殿下自らがですね人格の否定とか、それからプライバシーの擁護とか、あるいは、新しい公務が必要だとか、時代に即した公務だとか、まっ雅子のキャリア無視とか、
まるでこの〜左翼の言う一般のその政治的な都合が見えた言葉をポンポン 発せられたのでそれが一番大きな衝撃で、まあ、雅子さんに台詞付けられたんだと思っていまけれどね私は。
花田：うん、うん、ええ、はあ。
西尾：ええ、私は皇太子殿下ご自身の御言葉ではないと思ってますけどね。それにしてもですね、どこの“政治的発言”を皇室が自ら言う人がいるのか。
花田：うんうん、ええ。
西尾：そこへ持ってきて、鈴木邦夫さんのように「ご皇族に自由をもっと与えない」と。
そうするとこれはですね、「皇室を辞めなさい」、「天皇制度を止めるしかない」、天皇不要論というのを一生懸命言っているようなものなんですよ。
花田：右翼と言われる方からそんな話が出てくるとはねぇ
西尾：もう世の中がもっと自由を与えてあげるとか、この間の「朝まで生テレビ」も「人権」を皇太子ご夫妻に、「人権」を六割とか七割とか。「人権」という言葉の使い方を知らないんですね。
「人権を与える」或いは「人権を認める」という風なことをしきりに言う。ってことはご皇族の方が皇室におられるが故に「うつ病になった」と。環境不適応で
環境が彼女を病気にしているという前提で、医者もそう言っているわけですから。だとすると、「ご離婚」戴くか、さもなければ「皇室制度」を失くすか、”個人を守る”んだから。そういう話
花田：うん、行き着くとそういうことになりますね。ええ。
西尾：そういうことになるんですよ、論理的に明快な話なんですよこれは。「自由をもっと与えろ」っていうなら
花田：うんうん。
西尾：え〜どうかそのご自分で自由になっていただくか、さもなければ制度そのものを失くしてしまえと。それから解放して差し上げなさい。
ということは、自ら解放できないなら制度を失くしてしまいなさいといっているにのに等しいので、皆さんなんで「もっと自由を！」「もっと寛大に考えてあげなさい」というのか！
花田：うん。
＜医師問題＞
西尾：さて、それからびっくりしたのは、お医者さんなんですよ。
花田：はあ、はあ。
※ひとりの医師のみが担当２００４年より慶応大学保健管理センター大野裕教授が雅子妃殿下を担当している
西尾：皆さんご承知かどうか分かりませんが、ひとりのお医者さんが情報を取得していて一切！説明しない！
花田：ずっとそうですね。
西尾：ねぇ。５年経ってる訳。このことは私が再度言っている医師の複数化。と言っているのが必要だと言っているのが、まあ相手にされていないわけですけれども、常識でしょう？医師の複数化というのは、ねぇ？
花田：うんまあ。そうですねぇ〜。
西尾：それで医師の変更、取り換えだって必要ですよねぇ〜
花田：うん、ええ、そうですよねぇ〜。
西尾：責任問題だと思いますよ、これは皇室の、宮内庁の。
花田：ええ、ええ。
西尾：それは常識で物を言っているつもりですけれども、その常識が通らないだけではなくて、え〜、そのひとりの、医師のひとりが、医師が情報の独占をしていて。
え〜。“私的な独占”をし続けていてそのことを宮内庁が守っているという構造で５年過ぎてしまってた。
花田：うんうん。
※診断もせず発言する精神科医たち
西尾：さて、外に今度はお医者さんがあれこれいう、精神医がいる訳ですね。
花田：ええ、ええ、ねぇ
西尾：具体的に言うと香山リカさん（本名金梨花）、あるいは斎藤環さん。
※斎藤環、精神科医、評論家、著書『社会的ひきこもり』（PHP新書）により“引き籠りという言葉が広く知れ渡った
花田：はい、斎藤環さんね。
西尾： 特に斎藤環さんの発言が、あ〜文芸春秋でも大きく取り上げられて影響力が大きいと。
こういうことで、まるで実際に自分を診断を、雅子さまを診断をしていない訳ですからお二人とも。
花田：ええ、うん。
西尾： 二人とも診断してないわけですから。していないのに発言権があって、それが宮内庁発言みたいに通用している。
花田：うんうん。
西尾：おかしな話なんですね。
花田：てか、「うつ病」とか「適応障害」とかも別に「宮内庁」が言っているわけではないですからね。
花田、西尾：外の医者が言っているだけですからね、これは分からない訳ですからね本当は。
※香山リカ 精神科医、評論家『ぷちナショナリズム症候群』など著書多数 テレビのコメンテーターとしても活動
西尾：本当は分からない。
本当はもっと悪い病気なんじゃないかなんて、風説まで。
実は隠しているから、風説までインターネットで流れているわけですよ。
で、そういうことを避けるためにも公的な発言、公的な公開情報が必要。だと思うんですが、さて今挙げた二人の医者達はこういうんですね。
花田：ええ、はい。
香山リカさんは、私との「朝生で」の時にはっきり言ったのは、”雅子さまは造詣遊びをしているんではなくて、実に几帳面なご性格”で、え〜、、”一生懸命努力される方なのでご公務の前には精励されるから益々ご病気が重くなる”、と言うんですね。
それはちょっと私はね、失礼だと思うんです他のご皇族に対して。
花田：ああ〜、なるほど〜エッヘッへッへ（笑）
西尾：他のご皇族や他の方々が何の努力もしないでいるのかって、真面目じゃないって話になる。
「香山さんは雅子さんを診断なすったんですか」って私は聞いた訳なんですね。
してないですよ、そんなもの。
”自分の患者でもないのに診てきたような嘘をついてる”わけなんですよ、それがひとつおかしい。
花田：推測ですよね、飽く迄もね。
西尾：“『推測ですよ、診てきたような嘘なんです』”、こういうのは
もうひとつは、斎藤環医師は、え〜“環境を変えなければ治らない病気”だから、環境を変えなければ治らないとはっきり言ってますから。
花田：ええ、ええ。。
西尾：何度も言ってますから文春でも。
花田：そうですね。うんうん。
西尾：「環境を変える」ってことは、「皇室の環境が病気の原因」であり そして環境が変わらない限り病気は治らないと言ってる。ってことは、え〜今先ほど言いました様に「そこから解放してあげるしかない訳です」から。その”重大な問題になるわけです”よねそうなると。
で、方法としては数年間、五年、十年とか言いましたよね。五年だかヨーロッパへご一家で行かせてやったら？
花田：猪瀬直樹さんなんかも言いましたよね、はい。
西尾：いいましたよね。はい、何をふざけたことを言ってるんだと思いました。
花田：ハッハッハッ（笑）そうですかぁ〜
アシ：うふふ（笑）
西尾：あのね私たちが外国や、ヨーロッパに遊びに行くのと訳違うんですよ。
大軍・大軍勢を連れていかなければならないんですよ。
花田：はあ、そりゃそうですねぇ。
西尾：東宮の建物はない。向こうで借りるとしても、とにかく向こうにあれを遷さなきゃならないわけですよ、拠を。
花田：そうですね、うん。
西尾：一人や二人が付いていくわけではないんですよ、一説では雅子さまはオランダに行ったとき三人、二，三人の美容師を連れてったっていうんですよ。
花田：ほう？
アシスタント：美容師？
花田：よく先生そんな情報まで（笑）
アシ：あははは（笑）
--------参考資料-------
＜オランダ同行のメンバー ＞
2006/ 8/ 1 15:09 [ No.41195 / 83701 ]
● 私的オランダ静養に同行する人が判りました。
オランダ静養への同行は全部で１１名。
内、公費負担は９名、２名は東宮負担だそうです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−
公費負担（宮内庁）
東宮侍従長（末綱氏）
東宮侍従（野本氏）
東宮侍医（中村氏）
東宮女官（箱嶋氏）
東宮事務官（事務）
東宮事務官（内舎人）
東宮事務官（女嬬）
東宮事務官（出仕/福迫）
東宮技官（看護師/中川(女性)）
東宮負担（内廷費）
医師（大野氏）
ヘアードレッサー（水尻氏）
大野医師に関しては、現在も御用掛でも嘱託でも無く、東宮独自で依頼しているという位置付けだそうなので、因って大野医師の費用は東宮負担となるようです。
以上が宮内庁としての公費出張です。
(このオランダ静養については以下のコメントがある）
一番最初に同行メンバーを聞いたときには、大野医師もミズシリ氏も、
宮内庁予算での公費扱いだったのに、次に聞いたときには東宮の内廷費に変わっていました。
----------終了------
西尾：入ってくるんですよ、それはあなた入ってくる、インターネットで。ある一説ですからね。
そういうことをなさっている方がね、とにかく大軍団を連れて行かなければ、あの普通の人間が外国へ行くわけではないんですから“その費用どこから出てくるんですか？”と。
で、これも一説ではですね、雅子さまがご一家はオランダにいらした期間中、“天皇・皇后両陛下は夏のご静養を制限したと“経費の関係”で。
花田：ああ、そうですか、う〜ん。
西尾：そういうのが日本の現実で
花田：う〜ん
西尾：日本はアラブの王さまの国じゃないんですね。
花田：あれですね、お姿なんかも見てますとね、オランダに行かれた時の雅子さんのあの笑顔というのは、非常に崩れたいい笑顔でね、ああ〜やっぱり気持ちが楽なのかなと思いましたね。
西尾：ならば、「決断されるべき」ですね。ええ。
皇太子ご夫妻は天皇陛下・皇后陛下になれるお方々で、え〜そして、ご公務とそれから祭祀。
「祭祀」というのは祀り事、宮中の祀りごと、それと一般のご公務というのは皆さんが見聞きしている、被災地に行ったり、会、色んな会にお出ましになったり、そういうご公務と二つあって。それでお祀りのほうは平成十五年から一切お出ましにならない。
花田：雅子さんがね。
西尾：妃殿下はね。
花田：うん。（真剣に頷く）
西尾：え〜。普通の一般のご公務も新聞が報道する通り、雅子さんは、頻繁に休まれますね
花田：休まれますね、う〜ん。
西尾：本当に見事なくらいですね。
花田：あなたなんかどう思う？（アシスタントにこの話題を振る）よく休んでるよね雅子さんは
アシ：う〜ん、そうですねぇ〜・・・
花田：それで、翌日なんか、あの〜レストランなんか行ってるから顰蹙を買うわけですけどね。
西尾：いや、当日にでもね、私的外出をされてるんですねぇ。ええ。
花田：ぁっ。そうなんですか、ハハハ（笑・・・笑うしかないだろう。ここはみたいな）それも先生のとこに全部いってますか？
西尾：いやいや。wiLL編集部はすでにですね、前日ですよ、ご公務の前日、当日、翌日の私的外出の一覧表をあれしてますよ。編集部は作ってますよ。
アハハハ、出さなかったけれど。ハハハ（笑。ちょっといじわるそうな笑）
花田：アハハハ、そうですね。（満面の笑み）
アシスタント：やっぱり。ご病気だからあ〜というこう何ていうか労らなければいけないという感覚があると思うんですよね。私たちの中に
花田：君は一般の人はねぇ
アシ：はい。なんかこうやっぱりこう、そっとしておいてあげたほうがいいじゃないかと、どこかに考えてしまうんですけれど。
西尾：ご本人がそっとしてないんですよ（不愉快そう）
アシスタント：ああ〜〜〜〜。ああはい。
花田：ハハハ…フフフ（嘲笑気味）＿CM
＜天皇は“国民”ではない＞
※（アシスタント、安田美香）
アシ：西尾先生、皇室の人には自由とか人権とか、人間がもともと持っている権利とかないということになるんでしょうか？
西尾：一般市民が要求するようなものはないはずですね、ないはずです。それはあってはならないはずです。というのは、あの、天皇陛下は、「姓」がない。あなたの例えば、田中さん、山田さん安田さんという「姓」がない。
それから千代田城には、「住所」がない。
花田：住所がない。
アシ：はぁ〜〜〜、はい。（びっくり）
西尾：お名前がなくって、アドレスがなくって、戸籍がない。
アシ：戸籍がない？
花田：うん。
西尾：唯一、ご壱人者なんです。つまり国民じゃないんです。
アシ：はあ〜〜〜〜〜、そうなんですね、（空いた口が明きっぱなし・・・）
西尾：そうですよ、国民健康保険の適用はご皇族は受けておりません。
アシ：あ〜〜〜そうなんですか、すみません、勉強不足で。
西尾：ですから、ご皇族は、ご皇族方、天皇・皇后陛下、それから皇太子殿下、これは直系ですからこの直系の方は、今申し上げたように、唯一例外的なご存在でそれで一般の人間じゃないんですから、当然自由は制限されますし、そして、日常がパブリックです。パブリックというのは公的なお仕事をなさる間だけパブリックなのではなくてえ〜〜、それこそご寝所の中までパブリックです。
花田：存在そのものが、うん。
西尾：なぜ、それではあのパブリックか？ってことは、お生まれになるお子様がいかに大事か、皆さんご存知ですねぇ〜。
花田：うん、ええ。
西尾：プライベートじゃないでしょう？すべてがパブリックでしょ？
花田：うんうん。
アシ：ええ、はい。
西尾：お食事をなさってもパブリックなんですね。ですから、お立ち振る舞い、ご発言、それが、それぞれがそういうひとつひとつが公的な意味を持つわけですから、それだからご発言も慎まれるでしょうし、気をつけられてるわけで、ですから、さっき言ったような、「ご発言」、「プライバシー」とか、「人格」とか、あ〜「新しい公務が必要」だとかいうようなことを不用意に発言していられると衝撃が大きい訳ですね。
＜“人権”は被抑圧者の言葉＞
西尾：それから「人権」という言葉は革命用語なんです。ですから、抑圧されている側が求めるという概念ですから天皇陛下・皇太子殿下がこれは「抑圧される」ということはあり得ない訳ですし、あってはならないんです。
もし、抑圧されるという認識があるなら”これはもう御資格を失っているわけ”です。
花田：う〜ん、それは問題の核心に触れてきましたね、段々に。
※雅子さまへのプロポーズの言葉
「雅子さんのことは僕が一生全力でお守りしますから」
西尾：問題の核心、「お守りします」といったですね、ご結婚のときに際して
花田：そうですねぇ〜、一生全力でお守りしますと。
西尾：なにから？何から守るの？と。よくわからない訳ですが。
花田：あの一言で先生は妙だなぁ〜と。そいうことお感じになったをお書きになったんですものね。
西尾：それは私だけではなく、櫻井よしこさんなんかもおかしいと思われになって皇太子殿下は国民を守る立場で雅子さんを守る立場ではありません。とよしこさん、櫻井よしこさんが言いました。
西尾：一生かけてお守りしますとは何から守るのか？
西尾：なにから守るんですかということですね。国民から守るんですか？雅子さんを。あるいは宮中の祀りごとや行事から雅子さんを守るんですか？そんなことはあってはいけない事ですね。
花田：うん。
アシスタント：（呆然！！！終始厳しいぃーーーみたいなお顔）
皇太子殿下への帝王教育の問題
西尾：家族から、家族を、宮中の伝統から守る？そりゃもう、御存在そのものが資格を失われてるということです。そういう言葉自体が使われること事態。
これはですね、皇太子不用意になさったことかもしれないけれど。
畏れ多くも申し上げます。皇太子殿下の帝王教育が不十分であったと物語ります。
つまり、帝王教育というものは昭和天皇が十とするなら、今生天皇が五だと言われてますけど、皇太子殿下においては、一もなかったということ。
花田：十分の一とお書きになってますね。
西尾：なかったというのは皇室関係者が言ってますほとんど、ご教育というものがなかったと言ってます、ですから、充分にその御自分の位置というものが分かってないんじゃないかと、でなければ、「人権」だとか「人格」だとか「守る」だとかそういう言葉が出てくるわけがない。それは一般人が言う言葉ですから。
花田：ええ〜。
アシスタント：私なんかは、なんて素敵なプロポーズの言葉だろうと、なんかうっとりしてしまったんですけれども。
西尾：大切にしますという位の意味合いで、まあ、「守る」という風にあなたなんかもお取りになったでしょう。「守る」というのは大切にするという、それならまあ、なんと素敵な言葉でしょういいと思うんですが、あなたが仰るようにね。
だけど、なにから守るんですか？と論理的に考え出したらおかしいと思いませんか？
花田：いや、そうですよね。
西尾：天皇は守られる必要がないし、自らが国民を守る立場ですからすべての日本公民を守る立場なんですから。だからそういうご発語があること事態が戦後の皇室のというものの持っているある種の大きなね、憲法上の問題なんかとも関係があるのかもしれませんね。
花田。それはしかし、帝王教育ってことになりますと。その〜、天皇、或いは、現天皇との関係になってきますよね、ここら辺はどうなんでしょうね。
西尾：関係ってのは？
花田：いやいや、それは、天皇教育を施すのは、ま、昭和天皇でありが、心がけて教育しようといけなかったわけですよね、
西尾：そういうことですわね。
花田：誰か、そういそういう人物を持ってくるとか。
西尾：でも、いやそれは、ご承知のように美智子さまが一般民間人から輿入れされてですね皇室の近代化！あるいはまた民主化！と言われるものを我々戦後受け入れてきて。
そのために皇太子殿下はご家族と一緒にお育ちになりました。
昭和天皇も今生天皇陛下も二歳位から引き離されてました、親子。
で、預けられて暮らしお育ちになりました。厳しいご教育を受け、同時に学校へ行ってもですね、お友達と遊ぶ時間もなくて、そして、もう、ず〜〜〜っとプログラムが続いてて、先生から色々なご教育、ご訓育を受けられるご徳育を受けられる
また、一説では、ゆっくり物を話すとか、あの、顔を正面向いて動かさないとか口調は・・・まあ、そういう訓練までなさるそうです。それが帝王というもので、身が自然に備わって、ですからあの今生陛下は非常にゆっくりお話になりますね。
それでいて、論理的にサーーーッとそのまま文章になるようなお話。皇太子殿下はセカセカとお話になりますよ。
花田：ふふん（笑）
アシスタント：あはは（笑）
花田：そうですねぇ
西尾：ですから、そういうことっていうのはね、とにかく時代が変わってしまったで、認めていいのか、秋篠宮の悠仁親王殿下がお生まれになって、二歳のお誕生日をお迎えになれるこの帝王教育をどうする？ってことが重大な課題になっていると思うんですけど。そういうことが問題になって話題にもなっていない、これの本で強調しましたけれどね。これはね、あっという間ですよ、ご成人になるのは。、だってもう二歳でしょ、もう始めなきゃそろそろ、そしてあっという間に二十歳になりますからまあ、そういうことで日本の未来がかかっているんですよってことで。あのう、申し上げたいと思って居りますけど。
＜天皇制度の不要論＞
西尾：で、まあその話は。「自由」とかあれについてですね、 皇太子に「自由」を与えて、時代に即した新しい公務を認めたらいいじゃないかとか、あるいは、 「宮中祭祀の廃止論」まで議論されているんですね。もう、止めたらいいいいと、宮中のお祀りなんかやめたらいい。こんな時代なんだから、もうやめたらいいと。こう、開かれた皇室はもっと開かれるべきだと。 これはですね、如何にも“皇室の幸福な繁栄”を祈ってるように見えますけど、結局最終的には「天皇は要らない」ということなんですね。「不要論」なんですね。
つまり、一般国民と同じ存在になるなら一般の我々民衆とと埋没してしまいますから区別つかなくなっちゃうじゃないですか。そうなったら“象徴”という意味がなくなってしまうということ。ですから、私は女性週刊誌に、敢えて申し上げたいんですが「雅子さんお可哀想論」はそれをやっているとそれは、結局天皇制度不要論のマスコミ論調に利用されるだけですよ。そういう事を申し上げます。
先ほど言った、外国暮らしなど、もっとご自由にしてあげなさい、この口当たりの良い寛容論、寛大論もですね政治的罠に嵌っているということも気がついて居ないですね。
（テレビを見ているこっち側は、心臓がドキドキもので、もうナルちゃん、政治的罠って・・・マジやばいよ。。。！）
花田：うん、う〜〜んんん・・・（神妙・・・）
＜私が皇室問題を発言したわけ＞
西尾：斎藤環さん達もね、分かってないんですよね、全然ね。ですから非常に近代化された民主化されたご公務の維持というものが、難しい局面に来ているということをみんな国民が知らなくてはいけない。そのことを私は書きたかったんです。今、民主化された時代になって、確かに我々はですね、その情報化社会で、言論の自由でそういう中で、国民がここで皇室の問題をもう一回考えないとこの時代だからこそ、皇太子殿下もこういうご発言をされて問題になったわけですから、みんなで考えるいい縁（よすが）なんであると。
特に悠仁親王殿下の二歳のお誕生日を期に我々は考え直さなくてはいけないと思ってこの本を書いたわけなんです。
花田：うん、それはそうですね。＿CM
西尾：僕は、ひとつこれちょっと。（テーミス、受け取る）
（なぜか、花田さんとアシスタントさんはニコニコ笑いながら、うれしそう〜♪）
花田：はい。（西尾先生にテーミスを渡す）
西尾：こういうのってあるってこと。僕はこれねぇ〜「テーミス」って雑誌
花田、アシ：はい。
＜日本のあるべき皇族妃像＞
西尾：私は雅子妃殿下への不満を申し上げますとね、日本の皇室が代表する「清らかさ」「ひかえめ」「美徳」というものと背反しているのではないか？いうこと。
ここで、月刊テーミス九月号を読み上げ
「七月二七日、ホテルニューオータニで青年皇族になられた高円宮典子さまを祝う宴が開かれ、天皇・皇后両陛下をはじめ多くの皇族方が姿を見せた。“本物のセレブ”たちのまばゆいばかりの豪華絢爛な装いに居合わせた客たちからはため息がもれた。その中でもひときわゴージャスだったのは雅子さまだ。白いレースのドレスに身を包み、まるで欧州の貴婦人のようなクラッシックなシニョンのヘアスタイル。三蓮パールのネックレスをされ、リキッドアイライナーで目元を強調するメークでの御姿には“風格”すら漂っていた。（読み上げ終了）
（雅子さんはスペインで着用予定だったドレスを着て、着地点見つけ！やってやったわ！アタリ屋雅子さん）
西尾：あのこの報道はこれだけであって、映像にもなってないし、たった一つの報道なんですね〜云々（確かに、映像としては報道されてはいないが、写真はキャッチ。女性雑誌はこのときのことを報道し、写真も在りますので、西尾先生の勘違いと思われます。）
ところが天皇・皇后両陛下はあの、いつもご質素になさっていてですね、こうした席においてでもですね、品位保持というのが何よりも大事なので、決してその皇后陛下は外出におけるファッションも質素で、ボタンやリボン、帽子などもをリメークした洋服を召されている。華美ではないが気品のある装い。同じ洋服を印象の違うアイディアは女性のいいお手本であると。そうですよね
花田：う〜ん、そうですね。着まわしなんかもなさってますよね。う〜うん・
西尾：“慎ましく生きる”とか“清浄に生きる”とか日本人のモラルにあるじゃないですか。今実際に酷いわけですけど。。あの〜日本人のモラルは清らかで清浄で汚れのないものを愛すると。神社行くと必ず手を洗うし“穢れ”を“水”で“流す”という観念が強いですね。
つまり“美意識”ですねある意味で、道徳ですね。、といっても形状的な、宗教的なものじゃなくて美意識。美しいものに憧れる美意識。
その穢れの無さと慎ましさとか控え目とかいうものがご皇室の在り方の象徴で正にご皇室のトップというものは今の天皇、今生陛下・皇后陛下は正に体現されてますよ。慎ましくて、質素で。今でもね、天皇陛下はねコピーに裏の紙を使うそうですよ。必ず。それから温度は夏でも２８度より下げないと。２９度から温度を暑くしないと、クーラーは。
花田：うちの編集部も裏使ってるんですよ、あははは（笑）
西尾：（笑ながら）つまり伝統なんですね（笑）
花田：まあ、あれですね。だけどつまりその、こういうことというのは、あの〜皇室に入られたらですね、誰かが教えるとか、或いは、誰かが教えなくとも、なんとなく周りの雰囲気を見て学ぶとか、そういうことはないんですかね？ちょっとその〜、自分だけがそんなに派手な格好をしてはいけないと。普通だったらあの〜考えますよねぇ〜〜？
西尾：だから、それが無い！僕はそっからは危ないから言いいませんけど。うふふふふ（笑！）
花田：ええ・・・
西尾：もうこれはここが確信なんですよ。これ、私の意見じゃないんです、単に「テーミス」というのを紹介しただけですから。もうねぇ、編集長が仰ったように、もうこっから先は視聴者の皆さん考えて下さい、何なのかって。
