県内にある23町村の特産品や伝統芸能をPRするイベント「第1回ふくおか町村フェア」が31日、福岡市中央区天神の天神中央公園で始まった。郷土料理や農産物販売の露店が並び、多くの人でにぎわった。会期は1日までの2日間。
フェアは県と県町村会が初めて企画した。地元の農産物や工芸品を大勢にアピールするため、県内外から人が集まる天神での開催を決めた。
この日出店した29店舗は、地元で取れた野菜や久留米絣(がすり)などの工芸品を販売。特設ステージで披露された伝統芸能もフェアを盛り上げた。その場で鍋料理やカレーライスを提供する店は、行列ができるほどの人気ぶりで、猪鍋(ししなべ)を食べた粕屋町の柴田興三さん(67)は「初めてイノシシを食べた。いい味を出していたよ」と笑顔で話した。
=2009/02/01付 西日本新聞朝刊=