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遭難男性が死亡 積丹岳 滑落2度 ヘリで発見、搬送(02/02 09:50、02/02 12:04更新)
【積丹】後志管内積丹町の積丹岳(一、二五五メートル)に一月三十一日に入山した男性が行方不明になった遭難事故で、道警は二日午前七時から捜索を再開し、道警ヘリが約四十分後に男性を発見し、札幌市内の病院に搬送したが、男性の死亡が確認された。また、男性は一日の救助作業中に二度滑落していたことも分かった。機動隊員が急斜面を滑落した男性を、救助用ソリに乗せて引き上げていた際、ソリを固定した樹木が重みで折れてソリが滑り落ちたという。 道警によると、男性は札幌市豊平区平岸一の五、会社員藤原隆一さん(38)。二日の朝の捜索で、藤原さんは標高千メートルの南側斜面で、ソリに乗った状態で見つかった。 一日の捜索で道警機動隊員五人は、同日正午、山頂付近に藤原さんが倒れているのを発見。隊員が藤原さんを抱きかかえて移動したが、足元の雪が崩れ、隊員三人とともに約二百メートル滑落した。 滑落後の同午後一時ごろ、隊員は藤原さんをソリに収容。三人で約一時間かけ、四〇度の急斜面を五十メートル引き上げた。 その後、他の隊員と交代するため、一時、ソリを樹木にくくりつけた際、樹木が折れ、藤原さんが二度目の滑落をして行方不明となった。このため、隊員は一日夕に捜索を一時、中断した。 滑落については当初、藤原さんが雪に穴を掘ってビバークしており、そこからの救助作業中に発生したとみられていたが、道警の隊員への聞き取りで、二度の滑落など詳細な状況が判明した。
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