pleasure108 NAVER総督府公信108号

今振り返るバファリン作戦

え～～　バファリン作戦というのは、２００５年に韓国で報道された記事および記事情報提供者のソウル大学国史科教授に対して、NAVER ヒストリー掲示板（現在のEnjoy-Korea伝統・文化板）の有志が公開質問状を発して回答を要求したことで始まった、一連の「祭り」のことです。

常連の方々の中にも、「バファリン作戦」の名はご存知でも、その内容をご存じないという方が多くなってきたそうですので、情報キョーユーの意味で、このスレを作りました。とりあえず、バファリン作戦でもっとも面白い（笑える）のが、李泰鎮回答そのものなのですが、いきなりメインディッシュというのもなんですので、とりあえず、昔書いてあったバファリン作戦の概略をちょっと手直しして、ご紹介します～。（基本的には獄長の『一次史料でみるバファリン』の簡易版だと思ってくだちぃ）

それでも長いので　( ´H`)y-~~　ごゆっくりどうぞ～

１．きっかけ イテジン・・・またかよ。

明成皇后が殺害された場所は庭先だった記事入力 : 2005/01/13 07:11:21
　参考▼http://www.chosunonline.com/article/20050113000000

と題した朝鮮日報[日本語版]がきっかけだった。この記事そのものからもいろいろな「臭さ」が読みとれるので、全文引用したいぐらいであるが、分量の都合上これだけ引用する。全文をご覧になりたい方はlinkを参照して欲しい。

『　李泰鎭(イ・テジン)ソウル大学国史学科教授は12日、日本外務省付設の外交資料館で最近捜し出した機密文件「韓国王妃殺害一件第2冊」に収録された写本を公開した。
　 当時日本の京城駐在一等領事　内田定槌が作成したこの報告書は、乙未事変の直後、直接現場を調査した後、事件発生から3か月足らずの1895年12月 21日、本国に真相を報告した内容で、信憑性が非常に高いと評価される。』

当時、総督府は活動を始めた直後だったのだが、会議室で晒されたこのニュースはすぐさま部員の失笑をかった。「イテジン、またかよ。」と…。追加で[韓国語版]のページが放り込まれる。これがバファリン作戦発動の引き金となった。（笑い飛ばして終わるだけでなく韓国版の対照URLをしっかり投下する辺りがヒドス。ｗ　投下者はkimuraお兄さんではなかっただろうか）

そこを開くと日本語版には無い地図と手書きメモの画像が添えられてあった。
　参考▼http://www.chosun.com/culture/news/200501/200501130008.html

【朝鮮日報の記事より】なお概念図中の説明文は総督府有志が翻訳したもの

皆の興味が集中したのが、この横書きのメモである。その場でどんな会話が交わされたのかはもううろ覚えであるが、大略こんな感じ。「当時は縦書きで毛筆だよね。ｗ」「この字おかしくねぇ？」「まさかこのメモが公開された写本なのか？」「記事読むとそうみたいだけど。」「示すのルビなんでふってあんの？」「取材記者の速記じゃね？」。とにかく皆、内容以前の次元で興味津々となった。
しかしネット上ではその史料が閲覧できない。そういうわけで、zeongが現物を確認することになった。

…それにしても総督府始動直後にこんな下手を打ってしまった李泰鎮の、
この運の悪さはなんだろう？　李泰鎮ｶﾜｲｿｽ(´；ω；`)ﾌﾞﾜｯ

２．公開質問状作成　「質問数を減らすのが大変なんですが」

zeongが調査してきた結果、「期待以上のナナメウエ」との由。ｗ
当時の総督府日報をみれば、おおよその雰囲気はご理解頂けると思う。
　参考▼http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=473099&log=20050119

この調査結果が、翌日の「新年会旅行オフ」に持ち込まれ、じっくりたっぷりねぶるように検証された挙げ句、jpn氏提唱の「戦略爆撃論」に填め込まれる弾頭の一つとして調製される素材となった。これ以降、裏方の作業と同時進行で、NAVER上での下準備が着々と進められていった。この辺りの流れの解説は省略。
　参考▼http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=thistory&nid=1028102

３．質問状発送　「負けようの無い戦い」始まる

質問主状は日本語で作成し、機械翻訳によるハングル版を追加した。英語版も追加する予定だったのだが、調製が遅れていた。質問状は礼を失することのない文体で書かれた。作成スタッフによると、質問の起案はスムーズに行えたそうである。（添削だから）それよりも、質問数を四分の一にまで減らす事、「こんな馬鹿死ねば良いのに」と滲み出る殺意を消す事、そちらの方が大変だったらしい。ｗ　

…そんなこんなで２月14日、李泰鎮本人の公開メアドに向けて質問状送付。
送信者はkimuraお兄さん。
なぜ一ヶ月近く待ったのかというとその日がバレンタインデーだから。ｗ　

　 参考▼公開質問状：http://soutokufu.s145.xrea.com/ のバファリン作戦のページ

この質問状は、学者に対して「お前何デタラメなこと言ってんの？　言い訳できるもんならしてみろよ」と書き送ったも同然であり、当初から「回答は無いだろう」との予測の元に、期日を２月末と指定してあった。それまではNAVER上での告知と催促を続け、その期限が切れた時点をもって、次の段階に移行するというプランであった。

「もし回答してきたら？」「これに回答してたら自殺と同じ」「回答できたら神！」
そういう判断だったわけだ。（今にして思えば韓国人を大きく侮っていたわけだがｗｗｗ）

NAVER上では、公開質問状を送りつけたことを告知。
そしてバファリン作戦が発動……
連日立ち並ぶ「公開質問状送付」関連のスレ…
その数およそ３５。

質問状は翻訳不可能・再利用不可能なように、画像の形で公開されていた。その為、投下後数日間、韓国人側は「何かされている」という漠然とした不安に駆られての反射行動をとった。中には「何をしているか教えろ」と怒るものも居たが、李泰鎮を知らない大部分の韓国人にとってはどうでも良い話に見えたのだろう。予想したような対抗スレはほとんど全くと言って良いほど立たなかった。ようやく一人が「私たちはこんな方式の誹謗はしない」という道徳的高みに立ったスレを建てたのみであった。

４．追加修正版再送付

一日遅れで完璧な英語版の質問状が完成。この時点で、李泰鎮からはなんの連絡も無かった。（同報メールで質問状を受け取っていたソウル大の受付からは李泰鎮教授に回送した旨の連絡があった）　というわけで、改めて改訂版の質問状に英語版質問状を添えて、再送付。

５．何もかもが予想外「まさか。まさか。まさか。ｗｗｗ」

予想ガイな事発生。ｗ　再送付後すぐに、李泰鎮から英文の返信が届く。ｗ　
その時丁度我々は会議室に居て普段のようにニダニダとエロヤケド談義に花を咲かせていた。ｗ
その最中、kimuraお兄さん突然の喫驚。そして李泰鎮から返信があったと発言。
総督府ぷち混乱。ｗｗｗ　

６．李泰鎮君慌ててアイアンメイデンに入るｗ

李泰鎮からの２通の返信は、いずれも回答ではなく、忙しい事を理由に３月中旬まで待って欲しいということ、公開すると言うがどこで公開するのかということ、回答の参考になるのでkimura教授の身分を教えて欲しいという内容であった。ちなみに最初のメール宛名はkimura教授。ｗ　（kimuraお兄さんの呼称については、後のメールに教授が誤解であり、正しくkimura代表と認識しましたとことわり書きがされてあった）

この辺りのことは獄長ブログに詳しく書かれている
　参考▼http://dreamtale.ameblo.jp/entry-53138422e3dec8687745ab6dd28620fe.html

とりあえず質問者の正体を知ろうとした李泰鎮君の「らしさ」。それを見て作ったのがこれ。ｗ　
（クソスレの初期形態）

７．作戦プラン修正　限りなく加速していく祭り

「回答は無い」という想定で進めていたバファリン作戦だったが、李泰鎮君の回答しますよ発言を受け、作戦プランの変更を余儀なくされる。こういう「より面白い展開」になるのは大好きだ。ｗ　そういうわけでNAVER上での投下スケジュールを変更。期限後に公開を予定していた原史料と解説を期限前に実施することにする。

併せて「我々の指定期限は２月末だから、３月１日に晒すよ」との李泰鎮に通告を送付。そうして、情報を公開しつつ、回答を催促するスレが投下されていく。冷めない熱気。この間、連日関連スレが立ち並んだ。その数約７０。「回答が来る」「３月中旬、先方ご指定」「それまで待ち」…「でも、僕たちの設定した期限は２月末だから…」と、連日「熊女」モチーフのカウントダウンスレが投下され続けた。ｗｗｗ

ちなみに、この時点でもまだ我々は、李泰鎮からの回答が来るなどとは本気で考えておらず、連絡はぷっつり途絶えるだろうと想定して行動していたことは言うまでもない。（笑）

回答の約束をとりつけた事で盛り上がる歴史板の日本人。それまで追随できていなかった韓国人側もようやく立ち上がりを見せる。「質問状を翻訳した」と貼り付ける者が出現。画像読みとりソフト～機械翻訳したものをベースに、破綻した文章を部分的に日本語の読み書き可能な者に修正して貰ったものらしい。翻訳した時点で力尽き、満足しましたレベルのスレで、なお一層嘲笑を誘った。ちなみにこの青IDは、以前に他の場所で、「日本人翻訳して下さい頼みです～」と情報乞食となって彷徨っていたのが目撃されている。ｗ

この他、情報公開のスレを読んで、ウチダ報告の内容について反論・質問するスレも立ちはじめるが、すべて「李泰鎮に聞け」と鼠返しに処理されていった。ｗ　また、「日本人が集団誹謗で騒いでいますと李泰鎮教授様に通報しました」スレが立った。
これは、あまりにも我々の期待通りであり、その場に居あわせた者が大喜びしつつレスしている。しかしそれにしても芝居が下手過ぎて…痛い。ｗｗｗ
　参考：痛い芝居▼http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=42035

８．絨毯爆撃　画像歴史板決壊

そして私たちの設定期限が過ぎた、３月１日午前零時。画像歴史板の絨毯爆撃が決行された。立ち並ぶ「期限切れ」「李泰鎮逃亡」のスレ。ｗ　リアルタイムで見ていた人はおそらく呆然としたに違いない。次々と投下されたスレは約３０…。ところどころに場違いな壁貼りスレをはさみながら、画面のほとんどを覆い尽くしたバファリンスレ。しかし、どれもこれも単純なコピペスレではなく、それぞれに趣向を凝らせたスレ。まるで「山車」を自慢し合う祭りのようなものであった。ｗ

この集中スレ立てに対して、「誹謗だ」「こんな壁貼りは酷い」「まだ期限じゃないのに」と抗議する青IDも少なくなかったが、恐るべき事に、彼らはその時になってもまだ、「公開質問状の内容」を正確に把握できていなかった。ｗｗｗ

９．つかの間の小康？　いや、拡散中。

この絨毯爆撃から２週間。一日当たり２つのスレで、バファリン関連のスレが毎日立ち続けた。特に３月１日の２時間の爆撃は、韓国人側には非常なショックを与えたらしく、「総督府の集団発狂」と称された。ｗ　バファリン作戦の存在はNAVERの境界を超えて、あふれ出す。スレの閲覧数はどんどん上昇してゆく…。やがて韓国側の対抗スレがぽつぽつと立ち始めるが活性は低い。この時の韓国人の反応は概ね「李泰鎮教授様は無視する。当然そうだ。」という予断に基づいて、バファリン作戦の無為をあざ笑い、それでもって韓国側の勝ちとみなすものが多かった。

１０．最終期限切れと絨毯爆撃再び

李泰鎮の指定した「mid March」、３月中を迎えた15日。再度の絨毯爆撃が画像歴史板に敢行された。前回の爆撃に比し此度はさらに祭り色を盛り上げようと、総督府各員に、「jpn1_rok0なりきりセット」 が配布される。このなりきりセットを使って、全員がjpn1_rok0になって行列しようという悪巧みである。
午前零時。次々と投下されるjpn1_rok0 のスレ。そしてその中で悠々と会話を交わす大勢のjpn1_rok0。ｗｗｗ　日頃から痛打を与えてくる嫌なID jpn1_rok0、倒さねばならないバファリン作戦の頭目 jpn1_rok0、そのjpn1_rok0が掲示板上で無数に舞い踊っている。ｗｗｗ　一体どのjpn1_rok0が本物なんだ!?　韓国側は為す術無く、jpn1_rok0のスレを右往左往するしかなかった。

２時間に渡って約４０のスレが投下された。画像歴史板は１ページ目は丸々全て、バファリン作戦関連のスレで覆い尽くされた。zeong jpnをして、「これほど愉快なNAVERの一日は久々であった」と言わしめた、ページ完全制圧であった。

翌日も祭りの熱は冷めず、約２０のスレが立ち並ぶ。その半分は青IDによるものであった。前日の絨毯爆撃に対抗するためのものだったらしい。jpn1_rok0のマルチIDを責める者、今更李泰鎮にメールを送ったというのは嘘だろうと叫ぶ者、ひたすらjpn1_rok0への誹謗に勤しむ者・・・公開質問状にも、李泰鎮発表の内容にも触れられず、「李泰鎮は間違っていない<丶`Д´>」「日本人は不道徳で～<丶`Д´>」と盲目的な抵抗しかできない姿は、まさに地べたをはいずり回り空を飛ぶ鳥を呪う、小さな虫けらのよう・・・ただただ哀れと形容する他ない。

１１．李泰鎮の誠意届く　ホワイトデー遅れてごめんねメール

３月18日李泰鎮の回答を添付したメールが届く。回答文はWORD日本語で記述され、李泰鎮教授の誠意が画面一杯にあふれていた。回答文の付日は３月14日。これもまた彼の評価を高めることになった。獄長曰く、「李泰鎮は笑いの分かる笑える男。( ´H`)y-~~」　肝心の李泰鎮先生の回答内容については、ここでは述べない。回答を読んだ時の我々の感想については、こちらに生々しく記述されているので紹介するにとどめる。
　参考▼http://dreamtale.ameblo.jp/day-20061009.html
　参考▼回答文全文：http://soutokufu.s145.xrea.com/ のバファリン作戦のページ

なお、メールにはもう一つファイルが添付されていたが、それは「機密第51号」のスキャン画像であった。おそらく李泰鎮教授は、史料コピーを持っているということを示したかったのであろうが、この画像は後にじっくりと検証された結果、さらに李泰鎮のデタラメさを伺わせる方向へと進展していった。
　参考▼http://dreamtale.ameblo.jp/day-20061010.html

１２．極東学術裁判開廷 学犯李泰鎮！

回答を受け、予想以上の駄目駄目さに呆れた三悪人の発起で、李泰鎮を学匪として一方的に処断するショーを行うことになった。命名：極東学術裁判。ｗ　要するに韓国人が信奉する極東軍事裁判に擬したセレモニーである。ややワルノリが過ぎた感があるが、こういうことが大好きなのが総督府の面々。
21日に回答があったことの告知を爆撃方式で行うことを決定。爆撃終了後、裁判を開廷する事にし、必要な人員に対して誘いかけが行われる。準備の猶予は実質１日もなかったが、極東裁判オマージュは破綻無く行われた。この状況を見た心ある韓国人は、後にこれを「数年にわたり日本人に嘲笑され続ける材料」「李泰鎮のデジタル梟首」などと評していたようである。ｗｗｗ

１３．周回遅れの火＋病発生

回答を晒す絨毯爆撃が行われた翌日、それまで「大学教授が返事する必要はない」と高をくくって「総督府の一人芝居」と勝ちを誇っていたある韓国人が、猛烈に火＋病。ｗ　２日間に渡って壮絶な連投ショーを繰り広げた。ｗ
李泰鎮に通報メールを送ったと牽制した韓国人は、「(ﾟ∀ﾟ)僕たちには返事が来たよ、君にはまだ来ないのかい？」と言われた途端その姿を消した。ｗ　
ほかにも、質問状・機密51号・李泰鎮回答の内容等すでに様々な解説スレが立った後の状況でなお、的外れな「反論ﾓﾄﾞｷ」スレを立てながら史料の解説を乞う韓国人が散発的に登場。
それ以降も 様々な痴態を示す韓国人が後を絶たなかった。彼らはいずれもバファリン作戦の終演に大きな華を添えてくれたのであり、我々は愚かな隣人に御礼を言うのを忘れはしなかった。

１４．終演　バファリン作戦の遺したもの

こうして４月末、NAVER上での活動は収束した。連休明け、李泰鎮に「回答御礼と通告」を兼ねたメールを送付し、総督府としてのバファリン作戦は完了した。なお、送信者kimuraお兄さんによれば、李泰鎮個人宛のメールは「受信拒否」によって帰ってきたとの由。ソウル大学宛の同報メールが李泰鎮に回送されたかどうかは定かではない。ｗ
　参考▼http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=46320

以上、１月起案、２月開始、４月終了と三ヶ月に渡ったバファリン作戦が遺したものは、膨大な数の関連スレと各種ブログに伝播した紹介情報である。バファリン作戦には解説図・紹介画像を始め、様々なコンテンツが寄せられた。pleasure108氏のフラッシュ、suteking氏の韓国ニュース字幕付き動画、bangdoll氏のあずまんが李泰鎮等の各種マンガコラ、jpn氏の「総督府しんぶん」等々。個々の参加者がバファリン作戦に様々なコンテンツを詰め込んで、思い思いに愉しんだ、まさに日本人流エンジョイコリアであった。

総督府員では無い方々のスレも含め、私が確認している関連スレは約４００、それらの閲覧総計は６０万を超えた。nekogang氏集計による掲示板全体の閲覧数に対するバファリン作戦の寄与を図示すれば、下表の赤い部分。( ´H`)y-~~僕たちNAVERの客寄せパンダだったのねん。ｗ

そうそう、忘れていた。バファリン作戦で遺っているものが、まだある。
グーグルのレコードと…そして、NAVERユーザーの集団記憶である。
参考▼http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E6%9D%8E%E6%B3%B0%E9%8E%AE&lr=

記憶は伝説となって、今に生きる。

エンコリユーザーなら誰もが聞いた事が在るであろうこの台詞となって・・・。

「李泰鎮？　あぁ、あの李泰鎮ですか。」…と。ｗ