西暦2006年、ヤマト復活−。アニメの名作「宇宙戦艦ヤマト」が、約20年ぶりに復活する。4作品で計1000万人を動員したヤマトだが、新作の「宇宙戦艦ヤマト 復活編(仮題)」は、前作から20年後という舞台設定。06年夏に劇場公開され、再び“地球を救う”という。
宇宙戦艦ヤマトは74年にテレビ放映、77年に第1作が劇場公開され、230万人を動員。翌年には続編「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」は、400万人を動員する大ヒット作となり、第1次アニメブームの立役者となった。
新作は、第1作から製作を手がける西崎義展氏が原作、プロデューサーは仙頭武則氏。
時代設定は20年後の2222年。宇宙を移動するブラックホールが、半年後に地球を飲み込むことが判明、移民船団が2万7000光年離れた星に向かうが、付近の惑星を支配する星から攻撃を受ける−という内容。
主役はやはり、古代進で、艦長となり、森ユキと結婚。雪という名の娘が登場する。あの「波動砲」も、パワーアップして登場するとか。
この秋に脚本が完成する予定といい、制作費は25億円。テレビ放映も行うという。
「ヤマト」は漫画家の松本零士氏と西崎義展氏が著作権をめぐり訴訟に発展したが、昨夏、共同著作として和解した。
ZAKZAK 2004/07/20