桜井淳所長の最近の講演内容-低偏差値大学での"原子力ルネッサンス"に限りなく懐疑的-
テーマ:ブログ【講演要旨】かつて、日本の主力大学である旧7帝大と東工大には、すべて原子力関連学科が設置されていましたが、いまやこれらの大学は、東工大と東大の専門職を除くと、すべて原子力の看板を外すしているものの、最近、"原子力ルネッサンス"とかで、新たに原子力の看板を掲げるようになった大学が出現していますが、いずれも偏差値が50にも満たない感心しない大学ばかりで、原子力界では、日本の主力原子炉メーカの海外展開や近い将来の国内のリプレースなどで原子力技術者の不足が予想されるそうで、それを見越してのことだそうですが、桜井淳所長は、これら大学の卒業生の多くと仕事をしたことがありましたが、大多数が使い物にならなかったそうで(偏差値だけで人を判断するのには、慎重でなければならないのですが、桜井所長の長年の経験でも出身大学(大学院ではなく学部)の偏差値とその人物の能力は、見事に対応しているそうで、これは動かしがたい歴然たる事実だそうで、これほど分かりやすい指標はないそうです)、ある時はM大大学院の修了者の書いたリジェクトされた英文論文の修正を指導した時に支離滅裂な内容に昏倒しそうになったそうですが(専門教育以前の問題だそうで、あのような粗悪品を忙しい原子力学会の査読委員に読ませるのは業務妨害の犯罪だそうです)、旧7帝大が再び原子力の看板を掲げる日が来ない限り日本の高等教育での"原子力ルネッサンス"はニセものだそうです。