インフルエンザ警報に続き、読み漢字間違え警報も発令目前!? 28日、衆院本会議の財政演説で、中川昭一財務・金融相(55)が「渦中(かちゅう)」を「うずちゅう」と読み間違えるひと幕があった。中川氏はかの東大卒。麻生太郎首相(68)のKY(漢字読めない)病がついに閣僚にも伝染しちゃった。
まさかの読み間違いが飛び出したのは、麻生首相の施政方針演説後に行われた中川氏の財政演説。中川氏は「わが国経済は、世界的金融危機の渦中にあります」の部分を「うずちゅう」と発言。もちろん、正しくは「かちゅう」。広辞苑によると「紛乱した事件の中」とある。
頭の中は“渦巻き状態”なのか、とんでもない赤っ恥に冷や汗タラタラ。それもそのはず、中川氏は東大法学部政治学科卒。趣味は真っ先に「読書」を挙げるほど。しかも将来の総裁候補とも呼ばれる存在だ。
人気沸騰中の漢字本「読めそうで読めない間違いやすい漢字」(二見書房、出口宗和著)にも「渦中」は載っていない。間違えることはなさそうなのに…これには本家本元、“渦中”の麻生首相もただニガ笑いを浮かべるしかなかった。
しかも、その漢字本は28日発表のオリコン“本”ランキングで、ついに週間売り上げ10万部を突破(10万2727部)。2週前の売り上げ4万3232部、先週の5万6536部から大きく伸ばしており、堂々の3週連続Vを達成した。
同じく週間売り上げ9万7994部を記録、先週の3位から2位に浮上した「オバマ演説集 生声CD付き」(朝日出版、CNN English Express編集部著)を“貫禄”でネジ伏せた。
もっとも、恥ずかしいといえば恥ずかしい話。KY病がインフルエンザ並みに閣内に蔓延すれば、学級閉鎖ならぬ“内閣閉鎖”となってしまうかも!?