第１話　旅立ちの日
　

　「なぜなの？なぜ造船の友達はぼくにお店を教えてくれないんだ！？」あらゆる文化を日本に教えたという文化大国・造船。しかし、誰一人としてその素晴らしいお店を紹介してくれる親切な造船_人は居ません。
　ついに自ら老舗を探すことを決意した勇敢な倭人の少年ウォッチャーは、可愛い子ざるのエミリオと共に李氏造船に旅立ちました。

第２話　やってきたぐみん国

　東海を渡ったウオッチャー。しかし彼を待ち受けていたのは、想像を絶する不潔で何も無いスラム同然の町でした。さすがに不安な表情のウォッチャー。果たして彼はりっぱな老舗を見つける事が出来るのでしょうか。

第３話　老舗どころか文化がない

　お店を探して歩き回るウォッチャー・・・しかしそんな物はどこにも有りません。誇らしい文化先進国なのになぜ？ウォッチャーの心に疑問と絶望が広がります。

第４話　エミリオが食べられた

　ほんの少し目をはなしたすきに、大事な友達のエミリオが造船_人に食べられてしまいました。ショックと疲労のあまり倒れてしまったウオッチャー。いったい彼はどうなってしまうのでしょうか。

第５話　きっとある老舗

　失意のウォッチャーは、とあるスラム街でロバに乗ったリャンバンのおじさんに出会います。銅銭200枚をふんだくられたものの、大きな市場のありかを聞き出すことに成功したウオッチャー。彼は希望を胸に、一路市場を目指します。

第６話　この街のどこかに

　ついに夢にまで見た市場にたどりついたウォッチャー。しかしそこで彼を待ち受けていたのは、苛酷な現実でした。

第７話(最終回)　泣かないでウォッチャー

　ピョンヤンなら・・・ピョンヤンならきっと立派なお店が有る・・・
　この旅により大きく成長したウォッチャーは涙をこらえ、一人38度線を越えることを決意しました。老舗をめぐる彼の新たな冒険が、ここから始まるのです。