自民大塚拓議員家族、振り込め詐欺被害
小泉チルドレンの自民党大塚拓衆院議員(32=比例東京ブロック)の母親(72)が振り込め詐欺の被害に遭い、現金200万円をだまし取られていたことが1日、分かった。警視庁大崎署は詐欺容疑で捜査している。
大塚氏によると、詐欺グループから電話があったのは2月17日午後2時ごろ。大塚氏を名乗る男が「友人の借金の保証人になっていて、今日中にどうしても金を払わなければならない」「母さん、僕の信用問題にかかわるから」と説明、信用金庫職員とその上司を名乗る男も電話に出て、信用させたという。電話にはまず家政婦が出て「息子さんからです」と母親につないだ。
大塚氏は「母は普段からしっかりした人。万が一、変な電話があれば僕の携帯電話にコールバックするよう言っていたが、父の介護で精神的に参っていた時につけ込まれた。母が一番ショックを受けている」と憤った。男が「後で電話するから」と言いながら連絡がなく、大塚氏に「なぜ電話しないの」と電話して事件が発覚した。200万円は母親が振り込んだ1分後に、引き落とされていたという。大塚氏は「子供を思う気持ちにつけ込み、人の気持ちを踏みにじるのは許せない」として今後対応策に取り組む考えを強調した。
[2006/3/2/08:02 紙面から]
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