2009年01月29日

連載・「赤報隊」と「日本独立義勇軍」(2)

連載・「赤報隊」と「日本独立義勇軍」(2)

 朝日新聞社は犯人の正体を知っていた。

 朝日新聞襲撃犯、名乗り出る…87年阪神支局で発生
すでに時効、実名公表し詳細語る

 1987年5月、朝日新聞阪神支局に何者かが押し入り散弾銃を乱射、記者1人が死亡した「赤報隊事件」(時効)の実行犯を名乗る男が、29日発売の週刊新潮に実名で手記を寄せていることが分かった。今年1月、別件で4年間収監されていた網走刑務所を出所した男は昨年1年間、同誌と情報を交換。収監先の刑務所では、朝日新聞記者2人と特別面会もしていたという。

 記事によると、男は都内の元右翼構成員。誰もが知る“公的な組織に属する人物”から「朝日を狙ってくれ」と金で依頼され、「東京本社」「阪神支局」「名古屋本社寮」「静岡支局」の順に襲撃(静岡支局は爆破未遂)。当初言われていた怨恨や思想的背景はなく、記者1−2人を殺害することのみが目的だったという。

 また、一連の朝日新聞襲撃事件と同じ「警察庁指定116号事件」に後に指定された「リクルート会長江副浩正宅銃撃事件」、参考事件の「中曽根康弘元首相襲撃事件」には関与しておらず、「赤報隊」を名乗る犯行声明は後日、別人に書かせたものだという。

 阪神支局襲撃にはバイクを使用し、複数回の下見の後、関西系暴力団に所属する案内役兼運転手と、男の手下で見張り役らの複数で実行。事件から10年後の97年、見張り役の男が自殺したことから、真相を表に出したいという思いを強くした。

 2004年、刑務所収監時に朝日新聞東京本社や阪神支局に手紙を送付し、記者2人との特別面会が実現したが、刑務所の面会室で、記者の1人に高圧的かつ直接的に問いただされたことから面会は決裂。今回の独占手記につながったという。

ZAKZAK 2009/01/28

 http://www.zakzak.co.jp/gei/200901/g2009012817_all.html

 今回の事件ですが、謎は深まるばかりです。この犯行手記を週刊新潮に発表した人物に関して、朝日新聞社は本人と会って取材までしているのに、紙面では全く報道していなかったという事実です。

 朝日新聞社はこの事件が時効を迎えるまで、5月3日の前後にはかなりの紙面を割いて報道していましたが、自ら犯人であると名乗りを上げた人物に関して、読者に一切知らせなかった、その理由とは一体どこにあるのでしょう?

 実は今回の手記はかなり重要な意味を持ちます。それはこの犯行手記の中に書かれてあります。まだ、発売前なので詳しくは触れることは避けますが、この朝日の記者がこの人物と刑務所内で面会したときの、朝日新聞社の記者の言葉にそれは表れています。

 「小尻は何か、虎の尾でも踏んだのでしょうか?」

 これは極めて重要な言葉です。朝日新聞社は小尻記者が殺害されたのは、朝日新聞社に反感を持つ、そのような右翼思想の人間に襲撃されたと言ってきました。

 しかし、この「小尻は何か、虎の尾でも踏んだのでしょうか?」という問いかけは、これまで朝日新聞社が報道してきたその「思想犯」とは、全くかけ離れた犯人像を朝日新聞社が考えていたということを暗示させるものです。

 この面会した朝日新聞社の記者の言葉から察すれば、この阪神支局の襲撃事件に関して、朝日新聞社は思想性の理由からではなく、また別の理由から襲われて小尻記者は殺されてしまったと考えていたということになります。

 小尻記者が事件前に何を取材していたのか、その取材の中で相手方を追い詰めるだけの重要な証拠なり、証言を取ったために、口封じのために殺された。朝日新聞社の面会した記者の質問内容から、それが読み取れます。

 虎の正体を朝日新聞社は知っています。

 思い当たることがあるからこそ、そのような言葉が出たのでしょう。しかし、読者には一切そのことは知らされてはきませんでした。この事件は右翼の思想性をもった事件に便乗し、何者かが「殺し屋」に依頼して口封じに及んだ。

 そして、その何者か。つまり虎の正体については朝日新聞社は、知っていながらそれをこれまで隠し続けてきたとも考えられます。

 朝日新聞社に問いたい。

 早急に小尻記者が殺される前に、取材していた事件を明らかにせよ。そしてこれまで秘密にしてきた全ての経緯を明らかにせよ。

 私は今回の手記が明らかにされたこの時期に、日本独立義勇軍と赤報隊に関して、連載記事をこのブログで書くことにしました。私はこの事件には何の関わりもありませんが、当時兵庫県警から執拗に会いたいと連絡を受けていた。

 私が田舎に帰って稲刈りをしているときのことです。もう何年頃の出来事かも忘れましたが、稲刈りをしていると、リンゴの木の下で私を見ている4人ほどの男がいた。

 気になって近づいて聞くと、兵庫から来たと言う。田舎で4人もの男が背広姿で私を見張っているようで目立ってしょうがない。私は帰ってくれるように言った。

 彼らはそこを離れようとしませんでした。私が警察への協力を一切拒否していたので、彼らは嫌がらせの手段に出たと思いました。両親に迷惑をかけたくないので、仕方なく場所を改めて会う約束をして帰ってもらった。

 当時の記憶を思い出しながら、明日から連載記事を書くつもりです。又別エントリーも従来どおり挙げて行きます。この連載に関しては、投稿コメント欄には、これまで通りニュースのお知らせや、それに関する意見は歓迎します。関連性のないものでも結構です。

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Posted by the_radical_right at 07:52 │Comments(17)TrackBack(1)この記事をクリップ! 検証・歴史的大事件 

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マスコミは、真面目に仕事をしている人は取り上げないよ。 そんなの当たり前だし、見ても面白くない。 スキャンダルはご馳走。 それがなけ...
日本の新聞なのに、日本をおとしめる新聞があるのよ。【ねぇ知ってたぁ?】at 2009年01月29日 13:15
この記事へのコメント
>その「思想犯」とは、全くかけ離れた犯人像を朝日新聞社が考えていたということを暗示させるものです。

おはようございます。瀬戸先生のご考察は実に深いものがあります。その頃の時代背景などを再検証したいと思います。
Posted by 皇帝のいない八月 at 2009年01月29日 08:06
【社会】 「朝日を狙ってくれと依頼された」 朝日新聞・阪神支局“襲撃犯”、実名で告白手記
2009/01/28(水)

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これ読んだら朝日新聞襲撃事件の犯人の背景分かるよ (コピペ)
Posted by kuroneko at 2009年01月29日 08:38
朝鮮人がのさばる闇社会とのトラブルを、闇の人間はエセ右翼をでっち上げて右翼の仕業にし、朝日は裏事情を知りながらそれに乗っかって日本右翼の仕業に仕立てあげて思想弾圧を行った訳だ。

朝日と毎日は本当叩き潰さなければならない。マスコミとしての一切の特権を剥奪しなければならない。奴らはデマゴキー工作機関だ。
Posted by 有情 at 2009年01月29日 08:50
正しい歴史認識、国益重視の外交、核武装の実現

朝日新聞襲撃犯が実名告白!・『週刊新潮』2月5日号[第1回]【実名告白手記】島村征憲・私は朝日新聞「阪神支局」を襲撃した!・頼んだのは「誰もが知っている公的な組織」・韓国、民潭(在日本大韓民国民団)
Posted by kuroneko at 2009年01月29日 08:59
関連の無いコメントでも許してくださるようなので失礼いたします。

先日提案させていただいた件、法令遵守の研究と監査、支部の会計の徹底管理、ご覧になって下さったでしょうか?
書き終わる前に消されてしまいましたので。

新風の今後の為にも決して悪い事では無いはずです。
どうか検討下されば幸いです。
Posted by 元新風選挙スタッフ at 2009年01月29日 09:48
え?何か取材するとまずい事があったのですか?
それはそれで問題なのでは無いでしょうかね?
それを追求し様としない朝日の態度も問題なのでは無いでしょうかね?
謎は深まるばかりですね。
虎とは一体なんなのでしょうかね?
非常に気に成ります・・・
Posted by Surnivers at 2009年01月29日 09:55
やっぱり、犯人は韓国人だったか。
Posted by うむ at 2009年01月29日 10:01
共産主義の朝日新聞に反共の勝共連合=統一協会が襲撃を計画したのかも。
で本物右翼の仕業に見せかけて、朝鮮人右翼が実行した。
オウムの村井事件も朝鮮人右翼が実行犯だったし。
そうなると、元厚生省事務次官襲撃事件も統一協会、韓国朝鮮絡みの可能性も考えられる。
Posted by 何となく at 2009年01月29日 10:51
朝鮮虎を踏んだわけですね。踏み殺せばよかったのに。
そのころ朝日新聞と朝鮮人はねんごろではなかったのですか?
時代の其の辺りから説明してもらわないと、朝日新聞のスタンスが全くわかりません。
いかにも朝日が正義の味方のようにしか聴こえない。
日本は隙だらけだから、他人(特亜)が居座っても何も言わない可笑しな国。
其の代表が朝日新聞、創価公明、共産、民社、社民だろう。
其のうち国際的にキ印国家として信用すら失いかねない。
信用が無くなれば、日本は哀れなものです誰からも相手にされない日本人の幻想だけが残像として残るだけ。
先端技術は特亜に悪用されユダヤのごとく日本人ジェノサイドが起る。
日本人って優秀でなんて馬鹿なんだと言われるでしょう。
Posted by 行くぜ!まだまだ at 2009年01月29日 10:59
小尻記者が、朝鮮人組織に狙われるような取材とは何なのでしょうか。
半島利権ならば、加藤紘一、山拓、小沢一郎、野中広務あたりにぶつかるのでしょうか。
土建利権ならば、旧田中派でしょうか。
Posted by まる at 2009年01月29日 11:35
一橋文哉というジャーナリストが「赤報隊の正体」という著作の中で、
当時の捜査官に取材したところ「朝日新聞社は捜査に非協力的だった」と言われたことを書いていました。
どうも事件発生後から朝日新聞は犯人の正体を知っていたか、大体の見当がついていたとみるべきでしょう。
朝日新聞社が国民に向かって被害者面するなど笑止の極みです。
この本にはエセ同和と犯人の関連性を想起させるような記述もあり、日本を蝕む闇社会の根深さを思わせる著作でした。
Posted by 油取り紙 at 2009年01月29日 12:13

女優の小林千登勢さんが終戦直後に平壌で両親の目の前で朝鮮人に強姦された事件が
問題になっているこの時期に在日がまたやらかしました!

【また韓国人かよ】 10代の女性に カッターナイフで脅かし1000円を奪った上、9cm砲で強姦

強盗強姦容疑、韓国人を逮捕 10代女性を襲う
 2009年01月29日08:26 

 県警捜査一課と岐阜南署などは28日、強盗強姦(ごうかん)の疑いで、韓国国籍で
岐阜市六条江東、とび職西澤こと徐康次容疑者(26)を逮捕した。

 調べでは、徐容疑者は今月16日午後7時45分ごろ、岐阜市内の路上で、自転車で
通行中の同市内の10代女性に対し、カッターナイフを突き付けて「金を出せ」と脅し現
金1000円を奪った上、女性に暴行した疑い。

 現場付近で目撃された不審車情報などから徐容疑者を割り出した。容疑を認めている。
同市南部を中心に、昨年から似た手口の強姦容疑事件が発生していることから、同課
などは余罪があるとみて捜査する。

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20090129/200901290826_6987.shtml
Posted by 朝鮮人とレイプ at 2009年01月29日 12:19
http://www.zakzak.co.jp/top/200901/t2009012837_all.html

去年、靖国でシナ人に襲われたおじいさんが亡くなられたそうです。
Posted by D at 2009年01月29日 12:25
民主・松岡徹氏(ネクスト法務副大臣・部落解放同盟幹部)の次男による事務所荒らし事件、警察は「被害額小さいし」と発表せず

http://www.asahi.com/national/update/0129/OSK200901280110.html
Posted by d at 2009年01月29日 12:45
5
http://bunshichi.dtiblog.com/blog-entry-34.html
【速報】ジャーナリスト男性が「出張所」記載一部を削除要求

瀬戸先生のサイト消えてますよ。

せと弘幸blog『日本よ何処へ』出張所
http://izukohe.jugem.jp

西村さん、黒田さん、と来て次は瀬戸さんなんですかねぇ。
Posted by 信 at 2009年01月29日 13:51
ウヨは犯罪者ばっかりですね
Posted by ゆい at 2009年01月29日 13:52
3
各位 コメントを有り難う御座いました。

赤報隊事件について知らない方も多いと思います。
まだ監視カメラが普及していなかった時代とはいえ、複数の人間が長期間、広範囲に渡ってテロ活動を展開させ、その後、当局の摘発を完全に逃れた点は特筆すべき事項と言えます。

>元新風選挙スタッフ氏
>ご覧になって下さったでしょうか?

法令遵守や会計・収支の管理は当然のことであり、例えば新風党本部及び同東京都本部としては専門の会計士を通じて行なっております。地方本部の運営・選挙運動に関することでしたら当該責任者のほうに直接その旨をお伝え願います。
貴方の提言を閲覧してもいませんし参考にするつもりもありません。決して悪い事では無いはずなら、貴方自身の教訓として貴方自身が今後の人生に生かして下さい。
Posted by 『日本よ何処へ』管理者・有門 at 2009年01月29日 14:28