ネイチャースクール「花嫁街道」地元と東京のスタッフのみなさん、お疲れさんでした。「歩く」と約束していた私が不参加で申し訳ありませんでした。今回も少人数だったときいていますが理由は事前のPR不足。計画スケジュールが確定するのに時間がかかり、じっくり準備に取り組めなかったのが敗因だったと思います。細部の計画が2ヶ月前、せめて1ヵ月半前にはあがってこないと広報作戦は成功しません。はっきりいって合併後、うまくいかない。大所帯になったし、担当がだれか明確ではなくなった。町の時代に比べ市の時代になってぼやけたということでしょう。推進役も担当者も「だれか」がはっきりしていないのです。これ、グリーンツーリズムの問題点だと思います。行政をパートナーとするかぎり、担当がどこかへ移ってしまうのはよくあることです。南房総市を責めるわけではありません。だれかの責任をいうのではなく、都市農村交流の難しさをいいたいのです。個人がいくら努力しても、日本全体の流れが都市へ、東京へとなると、さからっていくのがいかにも難しい。私たちの正論が、逆流から本流となることを期するのみです。
関西テレビ(東京ではフジテレビ)のねつ造など民放テレビのいい加減さには腹が立つばかりですが、今週はNHKテレビのすばらしい番組に心洗われました。 4泊5日のバリ島ホリデイから帰ってきて、久しぶりにテレビを見たせいかもしれません。1つは2月4日教育テレビで放映 の「日曜美術館」画家三橋節子の特集、もう1つは2月5日夜10時からの「トップファミリー」の特集です。トップファミリーは映画「サウンドオブミュージック」の題材となった一家ですが、映画以降を、いまに生きる二女、マリアを通じて描いたところがすばらしい。この2本を見て、テレビはなんといってもヒューマンドキュメントなんだと思います。つくりものではない。人間がひたむきに生きた記録こそ、と実感します。 私は雑誌のコラムで免許事業であるテレビ局が不正を犯しながら「放映停止」にならない不公平を書きました。民放5局とNHK、7つも電波が乱れ飛んでいる東京で民放の1局が業務停止処分を受けたって、視聴者になんの不便も、不利益もありません。1局永久に消えたって、視聴者には痛くもかゆくもないのです。つぎつぎと出てくるねつ造に、総務省は「3日間、一切の放映禁止」くらいの処分をしてもいい。絶対にそうならないのは監督官庁と局の間に、余程の親密な関係でもあるのですか。 私はテレビであれだけ日本道路公団を叩いて解体までもっていった猪瀬直樹さんに徹底的なテレビ局、とくにフジ-関西テレビの批判、追及をやってもらいたい。国の保護という点では高速道路も、電波もおなじでしょ。まずカイよりはじめよ。国民共有の電波の上にぬくぬくとあぐらをかいて、他者のみを評論するのは許されませんぞ。 |
賀状には4月下旬、季刊で「日本蕎麦」を出すとごあいさつしましたが、期日が4月24日と決まりタイトルは「蕎麦春秋」と改めました。春秋の方が書店で売る雑誌らしいというのが理由です。別に文芸春秋にあやかったわけではありません。発行を引き受けてくれたリベラルタイム社渡辺美喜男社長の提案で「雑誌らしいという」という直感です。編集をになう私も同感。「日本蕎麦」は日本を発信する言葉としてふさわしいと思いましたが、やや機関説的な響きがあります。春秋は未来が開けているようだし季節感に富んでる。蕎麦という食材に似合う。よって「蕎麦春秋」にした次第です。
いろんな企画を考えていますが、1つはJRとのタイアップで鉄道沿線のそばどころ(店)を訪ねるもの、第1号では長野新幹線に乗って長野を1泊2日で旅する企画を考えています。もう1つはそばもおいしい旅館の紹介。この旅館は温泉つきが多いですし、最近は「温泉地にそば屋あり」でおいしいそばがあります。恐らく旅と宿とお湯とそばの企画になるでしょう。最近の食の雑誌は豪華です。おいしそうな料理がきれいな写真で表現されています。確かに美味をにじみ出す工夫は必要ですが、料理を作り出すのは人間です。「蕎麦春秋」は人間のナマの人生がふんだんに登場する雑誌にしようと思います。おそば屋さんに入って「このそばはどんな人が、どのように打っているのか」に焦点を当てます。ニュースの基本である「5W1H」の中では「Who?」に重きをおきます。蕎麦好きはもちろん、そうでない人も蕎麦を食べたくなる雑誌にします。ご期待ください。 「不二家」の事件にはたまげましたねぇ。食品業界の人間なら雪印のケースは知らないはずがなく、教訓とすべきなのに同じことをやってしまった。しかも「雪印のようになっては困るので公表しないように」と会社が方針を決めていたとは。不二家は結局藤井商店を越えていなかったのですね。記者会見に出てきた社長、常務を見ても篤実そうな人柄だろうと想像できますが、いまの情報社会に通じた広報マンが見当たりません。側に「広報」が必要で、トップは「広報」役に耳を傾ける度量がなければいけません。恐らく「ペコちゃんよさようなら」になりぼう大な土地を繁華街に持っているという不動産価値が評価されて、外資の投資会社に買われるのがオチでは? ネイチャースクール2月3日(土)〜4日(日)の1泊2日「花嫁ハイキング」ですが、3日は和田の県立拓心高校で「体験学習」です。「楽習」と書いた方がぴったりの楽しい授業です。参加をお待ちしています。 |