ヘタフェの新ＧＫストイコビッチ「ここでずっと続けたい」

　ヘタフェはポルトガルのスポルティング・リスボンから期限付き移籍により加入したセルビア人ＧＫブラディミール・ストイコビッチの入団発表を行った。両者の契約期間は今シーズン終了までだが、契約には買い取りオプションが付いており、ストイコビッチは契約終了後もヘタフェに残る希望があることを明らかにした。
「僕の目標はこのクラブに残留できるように、すべての人々を納得させることだ。ここでずっとプレーしたい。そのためにも与えられた出場機会をしっかりとものにして、自分が力のあるＧＫであることを示したい」

　ヘタフェについての印象を聞かれた同選手は、昨シーズンのＵＥＦＡカップ準々決勝のバイエルン・ミュンヘン戦で惜敗した時の戦いぶりを挙げた。また移籍を決断するに至っては、スペインの多くのクラブを指揮した経験のあるセルビア代表のラドミール・アンティッチ監督からの勧めもあったことを明かした。
「ここにはヨーロッパ最強リーグがある。その中でも、今はバルセロナが最もいいプレーをしている。僕はスペインのサッカーを知り尽くしており、１時間だって話し続けることができる。リーガ・エスパニョーラはあらゆる国でテレビ放映されており、恐らく歴史的に見ても最も見られているリーグだろう。アンティッチ監督はヘタフェについて、『クラブもテクニカルスタッフも素晴らしい』と太鼓判を押してくれた。彼のアドバイスが移籍を決断した要因の１つだ」

　ストイコビッチは２００８年の夏、スポルティングの許しを得てエバートンのトライアウトを受けたものの、わずか１日で無断帰国するという問題を起こした経緯があり、扱いづらい選手としても認識されている。だが同選手は、そのようなイメージは時間とともに払拭（ふっしょく）できると確信しているようだ。
「自己防衛のためにもひとこと言っておきたい。今回、問題の多い選手が来たと思われているかも知れないが、時が自分に味方してくれるだろう。あの時はまだ若かっただけで、もう同じことは繰り返さない。僕はここ数年の海外でのプレーにより多くの経験を得た。２５歳となった今はしっかり地に足をつけているので、もう以前のような心配はない」

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