『中新社』北京２７日付報道によると、有名女優の劉暁慶が会社の脱税容疑で逮捕された一件が先日メディアで公表されてから、社会各界で広く関心を集めている。
『中新網』北京２５日付報道によると、政府メディアは、中国の著名な映画女優・劉暁慶が、自身が経営する会社の脱税容疑により北京市人民検察院第二分院の決定で２４日逮捕されたと報じているということだ。彼女はこれより前の６月２０日から北京市公安局に法的に刑事拘留されていた。
その後、税務部門の関係責任者の発表で、劉暁慶が関与した脱税額は１０００万元を上回り、しかも早くから監視対象になっていたことが分かり、現在、公安、税務機関がこの件について更に踏み込んだ調査、捜査を行なっている。
調査では、劉暁慶は、傘下に劉暁慶実業発展有限公司、北京暁慶文化芸術有限責任公司、劉暁慶影視制作中心、北京暁慶経典広告有限責任公司など多数の企業を持ち、経営分野は不動産、教育、映画及びテレビドラマの撮影など多岐にわたる。そのうち、１９９６年に５０万元の資金で登記した北京暁慶芸術有限責任公司では彼女が董事長、妹の夫靖軍が社長を務め、劉暁慶が一人二役を演じた『火焼阿房宮』『皇嫂田桂花』、一人五役を演じた『火鳳凰』などの映画を発表した。
説明によると、４月２日、北京市地税局第一検査分局は北京暁慶文化芸術有限責任公司、北京劉暁慶実業発展公司、北京暁慶経典広告有限責任公司に対し脱税案件で調査を行なった。現在までの調査で北京暁慶文化芸術有限責任公司が１９９６年から多様な手段で巨額の税金を逃れたことが実証され、脱税の容疑に問われている。公安機関は事件の関係責任者である同公司の靖軍と前会計である方利を刑事拘留し、５月３０日、この２人を北京市人民検察院第二分院の決定により逮捕した。６月１８日、同事件の責任者である再一紅（別名劉暁紅、劉暁慶の妹）も刑事拘留した。
北京市地税局は５月９日、北京暁慶文化芸術有限責任公司の銀行預金１９６万元を押収して国庫に入れ、同時にこれまでに明らかになっていない脱税額について、税務、公安両機関が積極的に調査を進めている。彼女の逮捕は各界に大きな衝撃をもたらしている。
（※編集部） |