ニカラグアの中絶禁止法で女性が多数死亡=人権団体

2007年 10月 3日 19:07 JST
 
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 [マナグア 2日 ロイター] ニカラグアで11カ月前に中絶が全面禁止となったのを受け、少なくとも80人の女性が死亡していることが分かった。米国に拠点を置く人権団体「ヒューマンライツ・ウォッチ」が2日明らかにした。

 同団体によると、ニカラグアではいかなる中絶も禁じられているため、中絶で助かるような危険な妊娠をしている女性も死亡しているという。

 同国の議員らは、昨年11月5日に行われた大統領選挙の1週間前に、性的暴行による被害や出産による死の危険がある妊娠を含む中絶禁止法の延長を決定。これを受け、女性の人権擁護団体や医師らが怒りの声を挙げていた。

 同法律は、保守派の前政権や同国で勢力のあるローマカトリック教会が推し進めたもので、それによると、中絶した女性や中絶を手伝った医師に最低3年の禁固刑が科せられる可能性があるという。

 
 

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