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男衆260人 裸まいり/由利本荘市

2009年01月19日

写真

かけ声も勇ましく、神社に続く石段を登る男衆=由利本荘市石脇

五穀豊穣(・・ほう・じょう)や家内安全などを願う正月行事「新山神社裸まいり」が18日、由利本荘市石脇の同神社であった=写真。朝の参道には、周辺の8町内会と1事業所から参加した9団体計約260人の男衆のあげる威勢のいい掛け声が響いた。

天候に恵まれ晴天が広がったとはいえ、本荘地区の午前9時の気温はマイナス1・5度。身を刺す寒気の中、男衆のいでたちは、白いはちまきと腹巻き、足袋にわらじだけ。

団体ごとに、それぞれの地元で水ごりをし、白い息を吐きながら1・5〜4キロの道のりを行進した。「ジョヤサ」「ジョヤサ」の掛け声とホラ貝の音が寒空に勇ましく響く。最後に103段の石段を駆け上がって神社に着くと、持参したタラや鏡餅などを奉納した。2回目の参加という田中颯(はやと)君(13)は「つらいが、やりとげた。去年は風邪も引かず健康に過ごせた。今年もきっと、これで大丈夫」と歯を振るわせながらもにっこり。

行事は250年ほど前に始まったとされる。独身男性が丈夫な体を女性にアピールする場でもあったらしく、今でも若者の参加が多いという。

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