バンコク(CNN) 軍政下のミャンマー(ビルマ)を逃れた少数民族の難民を、タイ国軍が南西部アンダマン海で虐待、追放しているとの疑惑について、CNNは大勢のイスラム系ロヒンギャ族が海上に放置される複数の画像を入手した。
画像の提供者は、タイ国軍の作戦に直接関与している人物。難民ロヒンギャ族は古い船に乗った状態でけん引された後、つながりを断たれて海上に置き去りにされる。1枚の画像にはタイ国軍が、190人前後の難民が乗った船を沖にけん引している様子が写っている。
タイ国軍による組織的な難民虐待疑惑は、域内の複数の新聞によって取り上げられた。国軍側は疑惑を否定しているものの、同国政府は調査に乗り出している。