小林薫死刑囚が再審請求 奈良、小1女児誘拐殺人奈良県で2004年、小学1年の女児=当時(7)=をわいせつ目的で誘拐、殺害し、自ら控訴を取り下げて1審の死刑判決が確定した小林薫死刑囚(40)が、奈良地裁に再審請求を申し立てたことが18日、分かった。 再審請求は17日、小林死刑囚が収監されている大阪拘置所から郵送され、18日に奈良地裁が正式受理。地裁は奈良地検に申し立てがあったことを通知し、意見を聞いた上で再審が必要かどうかを決定する。 今年の死刑執行は10月まで2カ月に1回のペースで5回計15人に上っており、執行者数の公表が始まった1999年以降、最多を更新している。 小林死刑囚は、05年4月の公判開始後、情状鑑定や月刊誌「創」への手紙で「女児に睡眠薬を飲ませたらおぼれ死んだ」と殺害行為を否認。しかし、法廷で真偽を問われると「話したくない」と拒んだ。 裁判では、殺人前科がなく、金銭目的でもない被害者1人の殺人で、極刑を適用するかが争点になったが、奈良地裁は06年9月、「人格の矯正は極めて困難」と死刑判決を言い渡した。弁護人は即日控訴したが、同年10月、自ら控訴を取り下げて確定した。
【共同通信】
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