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ホーム 採用情報 特別企画「プロジェクトストーリー」 第一章 ニコニコ始動編

プロジェクトストーリー
3.「ニコニコ動画(仮)」サービス開始
鈴木 慎之介

ポータル機能開発セクション セクションマネージャ

【鈴木 慎之介】

「ニコニコ動画」の開発を行う部署の責任者。ニコニコ動画(仮)ではネットワークインフラのディレクションおよびWebの実装を担当していた。現在は技術者を牽引しながらも実装やインフラのディレクションを日々行っている。

「ニコニコ動画」の基礎となるプロトタイプも完成し、「ユーザーに早く見せたい!」と気持ちもはやったが、サービスインまでにはまだやることが残っていた。

実際にサービスとして戀塚の手により完成したプロトタイプを動かすためのサーバ設備の準備とWebシステムが未着手だったのだ。そこで、これまでの経緯を知っていた執行役員兼研究開発本部長の千野は、「インフラ設計、手配、構築をしてくれないか」と【鈴木】に開発を依頼。また、ドワンゴ社内のデザイナーも新たに加え、早速サービス開始までの打ち合わせが行われた。

ホワイトボード 「そういえば、名前何にする?」と開発の仕様について決める前に名前の話になった。当初は「ニワビデオ」という名前が候補にあがったが、「元々ヒットを狙って開発されたものではなく、実験プロジェクトなのだから会社名は公に出したくない」という要望を踏まえ、「楽しむものなのだから『ニコニコ』みたいなゆるい名称がいい」と1人のメンバーのふとした一言に周囲は賛同。すぐに「ニコニコ動画」という名称と、“ゆるい”路線というデザインコンセプトが決まった。

「Webシステム開発は誰がする?」と話が進んだとき、「戀塚さん1人にWebシステム開発までさせてしまうのは作業量が多すぎる。僕がインフラの実装作業とWebシステムを同時に構築していけば、連絡や調整の手間が省けて良いのでは…」と鈴木は考え、「僕がやります」と名乗り出た。 この時、日付は12月5日。サービス開始予定は12月12日と、残り一週間しか時間がなかった。 戀塚と鈴木は、時間を無駄にしないために開発にあたって3つのルールを決めた。

  • メッセンジャーを使って、連絡はこまめに行う

  • コードはCVS(※)で管理する

  • お互いのコードで修正が必要だと判断したところは、了承なく修正しても良い

(※)CVS:ソースコードを管理するバージョン管理システム

こうして、わずか1週間足らず、土日を返上してだったが、戀塚と鈴木の好連携により、「ニコニコ動画(仮)」はサービス開始となった。

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