【主な業務内容】
研究開発部 技術支援セクションに所属し、他部署の支援を中心として活動。現在は、ニコニコ動画の開発部門の支援を中心に担当。ニコニコ動画の開発者。
【スキル・得意分野】
チューニング作業からユーザーインターフェースまわりまで、ソフトウェア開発に関することは言語を問わずなんでもこなす。その他ネットワークセキュリティーなども得意。
研究開発部 技術支援セクション
戀塚 昭彦
1999年入社。
─ ドワンゴへの入社動機、きっかけを教えてください。
現ソネットエンタテインメント株式会社「So-net」のネット麻雀ゲーム「ジャンプラグド」のプロジェクトにフリーのエンジニアとして参加していたのがきっかけで入社という形となりました。ちょうどドワンゴに創業まもない頃の仲間が集まった時期でもあり、タイミング的に良かったと思います。また理由があって週1回の出社以外は特別に在宅で仕事をしているのですが、それができるのもドワンゴならではです。
─ 努力してやり遂げた業務に関するエピソードを教えてください。
ニコニコ動画の基本的なアイデア自体は開発以前から社内でできており、社外へ発注をしたところ、時間的な余裕がないことから、断られたという経緯がありました。そこで社内で開発することになり、大量のユーザーアクセスにも耐えられる、拡張性が高く、高速なサーバを開発することができる人物として、私が指名されました。結局、サーバサイドの開発だけでなくすべてを担当することになったのですが、依頼があってから3営業日でニコニコ動画のプロトタイプを完成させました。
入社のきっかけにもなった「ジャンプラグド」の開発では、一般ユーザー向けに使っていたチャット機能を使い、ユーザーからの意見に耳を傾けて即座に反映させました。日によっては、1日に何回も作り直したこともありました。ユーザーからの意見を即座に反映する姿勢は、ニコニコ動画になった現在でも続いています。
─ 仕事のやりがいを感じるときはどんな時ですか。
開発したものが使われていると実感できたときに、喜びややりがいを感じます。意見の良し悪しに限らず、使ってもらうことが第一条件です。ニコニコ動画であれば、ユーザーがどのように利用してくれているのかがサービス的にもシステム的にもよくわかりますし、また個人ブログをチェックしてユーザーの生の声を聴いたりもしています。ユーザーがより楽しく感じて、より使ってもらえるように、多くの意見を取り入れていきたいと思っています。ニコニコ動画の“弾幕モード”もそういったことを踏まえて生まれました。
─ これからの夢、目標を教えてください。
これからも使われるソフトウェアを作っていきたいです。海外では、多くの年長者のベテランプログラマが活躍していると聞いていますが、日本ではそういった話はあまり聞かないので、経験を活かした年長者のプログラマとして、現役で長く続けていきたいと思っています。できる限り“ひとりの職人”として、活動していきたいです。