左右の掌を強く合わせると「ぱん」と音がいたします。禅問答ではありませんが、果たしてこのときどちらの手が鳴っているのでしょうか。
弊社の「技術力」と「発想力」は、まさに互いの掌のようなものです。
ゲームメーカー様などから高い評価を頂戴している高度なシステム開発力と、そのノウハウをフルに生かした独創的なコンテンツ制作力。これらの力が一体になるとき、ネットワークに新たなエンタテインメントが生まれ、新たな楽しみが世界中に広がっていきます。
しかし、ドワンゴの真の強みは「技術力と企画力を兼ね備えていること」だけではありません。そこに、妥協のない「こだわり」があるということです。
例えばサービス一つとりましても、様々なコンテンツを揃えるだけでなく、
良質なサービス内容、オリジナリティ、ユーザ間の双方向性などに徹底的にこだわり、
そして何より、それらを具現化するための「ドワンゴならではの技術」にこだわりました。
後発であった弊社が、いわゆる「着メロ」の分野で短期のうちに多くのユーザの皆様の支持を得られましたのも、「こだわりの力によるところ大である」と確信しております。もしも「アイデアと技術のどちらが大事か」と問われれば、私は迷わずにこうお答えいたします。「その両方」、そして「それをさらに高めようとする意欲こそが大事なのだ」と。
今後、私どものこだわりをどのような方向へ結束させていくかということでございますが、キーワードはやはり「双方向」ではないかと思います。ドワンゴは、携帯電話がユーザの皆様にとって最も身近にある手放せない生活密着型情報ツールとして、情報を取り出すだけのサイトにとどまらず「メディア」として認知されることを目指してまいります。より大きな意味での「コミュニケーションの場」を提供できる、より懐の深いネットワーク・エンタテインメント・カンパニーとして、さらなる進化を続ける次代へ向けたドワンゴの新たな挑戦に、どうぞご期待くださいませ。