*「タミフル」が効かないインフルエンザがやってきた!どうする!?と右往左往する世の中がここにある。
そして吾輩が前々から機会あれば説いてきた事がらがある。それは、
「人類よ!…いや日本人よ、もっと咳やくしゃみの恐ろしさを知れ!」ということである。
この冬、吾輩は結構頻繁に電車やバスに乗っている。こう言っては何だが、第二次世界大戦の前後に生まれた年代の人々よりも、はっきり言って20歳台~30歳台の、それも女性が多く、咳をゴホゴホ!くしゃみをハクション!とやっている。しっかりと口元・鼻を押さえようともせず。いったいこの国の教育は、この国のマスメディアは何を教え、伝えてきたのか!?と言いたい。以下のことを認識していない日本人がまだまだかなり多い。
咳やくしゃみは、一瞬にして病原菌を前方約100m、後方約20m、左右約30mに撒き散らす。(数字は大体の記憶によるので完全に正確ではない)「一瞬」とは、時速100km/h以上の速さだ。つまり、咳やくしゃみが聞こえた次の瞬間には諸君は病原菌に囲まれているのである。しかし、ハンカチや手でそれを押さえれば、ウィルスの拡散を20%程度に留めることができる。つまり、口や鼻を押さえずに咳やくしゃみをしている者は、上記のことを知らない者、または知っているが心根の醜い者、ということになる。
はっきり言って、「インフルエンザのウィルスを撒き散らされる」ことは、うつされた者の後々の辛苦を鑑みれば「顔を殴られる」「股間を蹴られる」のと等しい…いやインフルエンザは場合によっては死にも至るのだから、それら以上の「暴力」と定義付けしても過言ではないと吾輩は思っている。
吾輩は今までに何度か、乗り物の中で「ハンカチで口を押さえたらどうですか?」と、あまりに目をつぶってやり過ごすことの出来かねる(頭の上や真横で続く)「暴力」に対して注意を行なったことがある。(そのことを吾輩は吾輩の信奉者の集いにおいては、かなり頻繁に述べてきた。)
で、吾輩に注意を受けた者どもは皆一様に、きょとん?とした顔をするのだ。つまり連中には悪意がなく、単に、
『無知によって菌の拡散が大きくなっている』とも言えるのだ。
教育機関やマスメディアとは、薬が効かないことを大きく取り上げ騒ぐ前に、もっと上記のような情報が世間に行き亘るよう執拗に取り上げる責任を有する性格の組織であると、吾輩は認識する。
風邪にかかっていない者にマスクによる防衛策を促すより、すでに風邪にかかっている者に拡散させにくい手段を用いるよう責任を課すことが先であると、吾輩は認識する。
家の中と同じように外でも、全く口鼻を押さえずにハ~~クション!とやることが「豪気」「男らしい」と勘違いしている前世代のオヤジたちは死ぬまで治らないかもしれないが、現代を生きるご婦人方、ladiesが他人の前で口鼻を押さえもせずにゴホゴホ、クッションクッションやっているのは「非常に無様である」「後進的である」「恥ずべきことである」ということを、社会および既知者たちは連中にもっと思い知らせてやるよう喧伝して行かねばならない。
くどいようだがもう一度言おう。
『無知によって菌の拡散が大きくなっている』諸君、『他人の前で口鼻を押さえもせずにゴホゴホ、クッションクッションやっている連中は殴っても良い』という法律を制定しても良いくらい、そのくらい重大な問題なのだ、これは。
インターネットの時代になってこの種の訴えはかつてと比べ、より広く効果的に伝えられるようになったかもしれない。インターネットは、この種のことにもっと使わなければならない、とも吾輩は認識する。
Web Rock! Akuma bless you!
追伸。…ところで、本日22日のTV番組「2時っチャオ!」で吾輩のコメントが流される予定である。