「数々の試練を乗り越えての優勝。やっぱり横綱は強くなくっちゃ」。麻生太郎首相は25日、東京・横網の両国国技館で大相撲初場所の千秋楽を観戦し、表彰式で白鵬との優勝決定戦を制した横綱・朝青龍に内閣総理大臣杯を授与した。首相による授与は2005年九州場所以来約3年ぶり。
首相は満面の笑みを浮かべながら、約40キロのトロフィーを呼び出しの助けを借りて手渡した。観戦は前日に急きょ決定。小泉純一郎元首相のような絶叫調ではなく、笑顔の「麻生流」に会場は沸いた。表彰状の読み上げの際に「内閣総理大臣 朝青龍明徳殿」と読む場面もあった。(21:00)