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最終更新:2009年1月25日(日) 12時23分

京品ホテル、明け渡し強制執行

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 経営悪化などを理由に廃業した東京の京品ホテルの経営者側が、「解雇された従業員らがホテルを不法に占拠している」として、ホテルからの退去を申し立てていた問題で、東京地裁の執行官が25日朝、建物の明け渡しのため強制執行を行いました。

 25日午前9時すぎ、京品ホテルの建物の明け渡しのため、強制執行に着手した東京地裁の執行官に対し、従業員側は激しく抵抗しました。ホテルのガラスが割れるなどしましたが、逮捕者やけが人はいませんでした。

 この問題は、経営者側が経営悪化などを理由にホテルを廃業したのに反対し、解雇された従業員が組合を作り、自主営業を続けていたものです。

 25日は午前6時ごろから、ホテル明け渡しに反対する従業員らが東京・品川駅前の路上を埋め尽くし、午前8時ごろ、いったんは両者の話し合いが進むかに見えましたが、従業員側が退去に応じなかっため結局、強制執行は行われました。

 「こんな悔しい思いのまま、終わらすわけにはいかない。悔しい、本当に悔しい。これが日本の法律ですか」(京品ホテル従業員 金本正道さん)

 従業員側は今後も、経営者側に解雇の撤回などを求めていくことにしています。(25日11:31)