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定食タダ食いし停職 神奈川県職員、庁内食堂の食券偽造

2009年1月21日21時4分

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写真下が偽造、上が正規の食券。よく見ると印刷文字が異なるのがわかる。長方形の切り方も偽造食券は雑になっている=県庁

 神奈川県は21日、食堂の食券を偽造したとして、横浜県税事務所(横浜市中区)の男性職員(24)を同日付で停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 県人事課によると、男性職員は昨年4〜5月の連休中に、自宅のパソコンとプリンターで、同区内にある県庁舎の食堂の定食用食券20枚(470円分と500円分を各10枚)を偽造。連休明けから6月3日までの間に使った疑いがある。

 偽造に気付いた食堂側が同日、男性職員を呼び止めて問いただし、判明した。男性職員はこの時6枚の偽造食券を持っていて、「これまでに少なくとも6枚以上使った」と話しているという。

 男性職員は食堂側に謝罪し、未使用の6枚を除く14枚分計6790円を弁償した。理由について「実家への仕送りのため、貯金するためだった」とする一方、「とんでもないことをした」と反省しているという。県は「被害金額は多くはないが、人を欺く行為で私利を得たのは悪質」として、停職期間では最も長い6カ月にした。

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