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119番で搬送…人違いでした!本当の患者は置き去り

1月24日15時53分配信 読売新聞


 大阪府熊取町消防本部が、119番を受けて出動した先で、通報者の男性(40)とは無関係の女性を誤って救急搬送していたことがわかった。男性は腹痛で命に別条はなかったが、同消防本部は「確認が不十分だった」と男性に謝罪した。

 同本部によると、男性は15日午前4時40分頃、町内の病院の駐車場に止めた車から、「胃のあたりが痛い」と119番した。10分後、救急隊員3人が病院前に着くと、別の中年男性が手招きし、近くの車内にいた女性を運ぶよう頼んだ。隊員は、この男性を通報者と思いこみ、薬物中毒を起こしていた女性を搬送した。

 しかし、数分後に通報者の男性から電話があり、人違いが発覚。男性も女性も病院で「治療できる当直医がいない」として受け入れを断られており、隊員に手招きした男性は「たまたま救急車が来たので搬送を頼んだ」と話したという。

 救急隊員には通信指令室から通報者の名前や性別、症状が伝えられたが、女性の症状が重篤で搬送を急いだため、現場での確認が不十分になったという。

 同本部は、再発防止の検討会を設置。古井和平・町消防長は「救急隊員としてあってはならないこと。通報者確認のマニュアル化などを検討する」としている。

最終更新:1月24日15時53分

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