県警は08年に県内で起きた振り込め詐欺の被害状況を発表。件数は前年比1件減の79件、被害額は同約250万円減の1億1835万5148円だった。ただ1件あたりの平均被害額は約150万円に上り、1000万円近い被害に遭った人もいた。
形態別では、融資を装って手数料などの名目で入金させる「融資保証金詐欺」が最も多く37件。次いで架空請求詐欺18件▽オレオレ詐欺が17件▽還付金等詐欺が7件--となっている。
オレオレ詐欺の被害者は50歳以上が多く、女性が7割以上を占めた。家族が会社でのトラブルや横領などを起こしたとだまして入金させる手口が半数以上を占めた。また、還付金詐欺では社会保険庁職員を名乗る手口が目立った。【坂本太郎】
毎日新聞 2009年1月24日 地方版