さいたま市で去年10月、中学3年の女子生徒が自殺し、遺書に同級生に対して「復讐(ふくしゅう)する」などの記述があったことがわかった。 さいたま市教育委員会によると、自殺したのはさいたま市の中学3年の女子生徒で、去年10月、自宅で首をつって死亡していた。
この女子生徒をめぐっては、去年7月に同級生のインターネット上のプロフ(プロフィルサイト)に「うまくすれば不登校になる」などと、女子生徒を中傷する内容が書き込まれ、女子生徒が一時、不登校になっていた。家族が11月に見つけた遺書には、プロフに書き込んだ同級生の実名を挙げて「復讐はきっちりしますからね」などとする記述があった。
さいたま市教育委員会は19日、会見を開き「書き込みをした生徒には謝罪させ、区切りがついていた。自殺した女子生徒は、2学期は休まずに登校しており、いじめが直接の自殺の要因とは考えにくい」と説明している。