さいたま市に住む中学3年の女子生徒が、携帯サイト上でいじめにあったとの遺書を残して自殺したことが分かりました。女子生徒の母親がその思いを明かしました。
「何度(遺書を)読み返しても、『なんで』っていう思いがすごくあって、自分たちを責めて責めて・・・」(女子生徒の母親)
さいたま市の中学校に通っていた、中学3年・当時14歳の女子生徒。去年10月、自宅で首をつって自殺しました。
そのおよそ3か月前、プロフと呼ばれる携帯電話の自己紹介サイトに、女子生徒に対し「キモイ」、「一緒にプールに入りたくない」などの書き込みがありました。
女子生徒の部屋から、「私はもう生きることに疲れました」などと書かれた遺書が見つかりました。
母親はプロフへの書き込みがあった直後に、学校に連絡。学校側は生徒らに聞き取り調査し、書き込みに加わった生徒2人は謝罪しました。
「教育委員会の方にも申し入れに行きましたが、お悔みひとつ言っていただけない。他人事のような対応ですね」(女子生徒の母親)
母親は何があったのか、真実が知りたいと訴えます。これに対し、さいたま市教育委員会は、「いじめが直接、自殺に結びついたとは考えにくい」としています。
「(Q.ネットの書き込みと自殺を結びつける結果は?)そうですね。いろいろ聞き取り調査をした結果、そういう関係は見受けられなかった」(女子生徒が通っていた中学の校長)
(19日17:44)