中国残留日本人孤児や帰国者でつくる広島市中区の日本語学習グループ「同心会」が、中国の春節(旧正月)にちなんで2月8日、西白島町の中央公民館で地域住民と初めて合同の祝賀会を開く。厚生労働省の帰国者支援の一環で、料理や踊りを通じて親睦(しんぼく)を深める。
帰国者らと地域住民は午前中、一緒にギョーザ作りをした後、午後からお互いに歌と踊りを披露。同公民館で学ぶ同心会のメンバー約30人は日本語学習のかたわら、中国の農村に伝わるという春節を祝う踊りの練習に励んでいる。
同心会は、孤児で1993年3月に帰国した重山厚さん(74)を講師に週3回活動。孤児や帰国者同士で祝賀会を開いてきたが、地域住民との交流はあまりなかったという。
祝賀会は午後1―5時で、ギョーザ作りは午前9時から。希望者は20日、松浦会長に連絡する。電話082(221)9986。
【写真説明】交流会に向け春節を祝う踊りを練習する中国帰国者たち
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