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【埼玉】

53人新たな一歩 中国残留孤児ら 83期生の修了式 所沢の研修センター

2009年1月22日

「日本に定着できるよう頑張りたい」と抱負を述べる太田さん(右)=所沢市で

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 永住帰国した中国残留孤児らが日本語や生活習慣を学ぶ「中国帰国者定着促進センター」(所沢市並木四)で二十一日、第八十三期研修生修了式があった。帰国者十四人とその家族の計五十三人が半年間の研修を終え、新たな一歩を踏み出した。

 平野幸生所長は「努力すれば日本人は必ず応援してくれる。志を忘れず強く生き抜いて」と式辞。残留孤児の太田千鶴子さん(73)が「今まで以上に努力して日本に定着できるよう頑張りたい」と謝辞を述べた。

 同センターによると二〇〇八年の受け入れ人数は計九十三人。〇六年には二十一人にまで減少していたが、〇七年に生活支援給付金などを盛り込んだ改正帰国者支援法が成立したことなどで、帰国者が増加したという。 (山内悠記子)

 

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