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山岡氏へ資金、認める 栃木・真岡市長「要求予想外」

2009年1月23日17時56分

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 民主党国会対策委員長の山岡賢次衆院議員(比例北関東)が、北関東の市長選への公設秘書の応援派遣をめぐって不透明な資金を受け取っていた問題で、応援派遣を受けていた栃木県真岡市の福田武隼市長が23日、市役所で朝日新聞などの取材に応じ、「謝礼の要求があることは予想していなかった。選挙終盤で断りにくい時期だった」と405万円を山岡氏に渡したことを認めた。

 資金提供について、福田市長は「支払うことに抵抗はあったが、山岡氏は(秘書を)引き揚げられると困るだろう、ということをにおわせていた。互いに後ろめたい関係だった」などと説明した。

■山岡氏「事実に反する」

 民主党の山岡賢次衆院議員が、北関東の市長選への公設秘書の応援派遣をめぐり不透明な資金を受け取っていた問題で、山岡氏は23日、報道各社の取材に対し「全く事実に反する。関係する選挙には、陣営強化のため秘書派遣など物心両面で応援しているが、見返りは受け取ったことはない」とする談話を発表し、見返りとしての資金受領ではないことを強調した。

 また、資金を受け取っていた口座の会社と、市長側の関連法人が結んでいた顧問契約が「仮装だった」との指摘については「市長個人の所有する病院の土地買収問題等の弁護士代などの諸経費だったと聞いている」と説明した。

 そのうえで山岡氏は「政治的にも法的にもすべて適正に対処し処理している。市長サイドの虚言であり、近々行われる市長選への悪質な選挙妨害としか考えられない」とした。

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