新庄市民文化会館で21日、医療に対して関心を高めてもらおうと「進路を考える学習会~めざせ医療の仕事~」が開かれ、新庄中学校の1年生99人が医療従事者の職種などについて学んだ。地域医療従事者の確保につなげようと、県最上総合支庁が開催した。
県立新庄病院の医師と看護師、薬剤師、助産師の4人が最上地域の医療の現状や医療の重要性などを説明。「医者は免許さえあれば全国どこでも働ける」「新しい命の誕生に立ち会え感動する」などと話した。
最上地方は、医師数が人口10万人当たり131人、看護師が616人。全国平均と比較してそれぞれ86人、19人少ない深刻な状況になっている。【米川康】
毎日新聞 2009年1月23日 地方版