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ゴヤの「巨人」、実は弟子の作品 プラド美術館近く公表

2009年1月22日3時1分

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写真プラド美術館が所蔵する「巨人」=AP。ゴヤの作品でないことが明らかになった

 【パリ=国末憲人】スペインを代表する画家フランシスコ・デ・ゴヤ(1746〜1828)の作品と見なされてきた絵画「巨人」が、実は他の画家の作品だったとする調査報告書を、所蔵するマドリードのプラド美術館が近く公表する。「巨人」は同館で最も人気が高い作品の一つ。

 同館関係者によると、真の作者はゴヤの弟子アセンシオ・フリアとされる。この作品は動物の描き方に粗さが目立つなど、ゴヤ本来の作品との違いが指摘されていた。同館は昨年6月、作者がフリアである可能性が高いと発表、専門家による検証作業を続けていた。

 「巨人」は1808〜12年ごろの制作とみられてきた。今後も同館で展示されるという。プラド美術館はパリのルーブル美術館、ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館などと並んで世界を代表する絵画館の一つで、ゴヤやベラスケス、ルーベンスのコレクションで知られる。

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