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1ラウンド序盤は両者様子見の展開。湯場は1分すぎから左ストレートを的確に当て、2、3ラウンドも優勢に進めた。しかし、4ラウンド2分すぎに沼田の右カウンターを浴びてダウン。その後も左右の連打を受けてリングに沈んだ。新王者沼田の戦績は14勝(9KO)2敗1分け。
【写真】3回、左ストレートを沼田康司に放つ湯場忠志(左)
■4回KO 自分の距離で戦えず
3ラウンド終了時点の採点で湯場忠志(都城レオスポーツ)が59―53とリード。右ジャブで距離を保ち、左ストレート、左ボディーを当てて主導権を握る。39戦目のベテラン。高い技術力でこのペースを維持すれば、優位に試合を進めることが可能だったはずだ。
しかし、「走り込み不足だった」と有馬隆文会長。スタミナの不安から勝負を急いだのか、ラウンドが進むごとに相手との距離が短くなっていった。4ラウンド2分すぎ、沼田康司(トクホン真闘)の右カウンターでダウン。形勢は逆転する。
再開直後、不運も重なった。沼田の頭が顔に当たり、湯場はバッティングをアピール。そのノーガード時に強烈な右を食らってしまう。ロープに追い込まれKO負け。有馬会長は「湯場の距離で戦っていれば、パンチを浴びることはなかった。バッティングのアピールも、離れてからやるべきだった」と悔やんだ。
「地方ジムから世界へ」という夢に向かい12年目。スパーリング相手やトレーナーがいないハンディを背負い、こつこつと力を蓄えて実績を残してきたが、ここにきて重い1敗。ボクサー人生の岐路に立った。(中野)
沼田康司 KO4回 湯場忠志
(トクホン真闘) 2分13秒 (都城レオスポーツ)
66.6キロ 66.5キロ