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鹿島・キヤノン 裏金疑惑再燃、十数億はどこへ |
[耳より情報]
2008年12月29日 11:10 更新
大手ゼネコン鹿島(東京都・港区)による裏金疑惑が再燃した。昨年来、大分県のキヤノン(東京都・大田区)関連工事をめぐる裏金問題が明らかとなっていたが、29日、キヤノンが神奈川県川崎市で進めるプロジェクトに関する工事などでも裏金を捻出していたことを朝日新聞が報じた。
裏金の総額は少なくとも十数億円規模になるとされるが、日本経団連のトップである御手洗富士夫氏が会長を務めるキヤノンの関与にも注目が集まっている。
全ての工事に、大阪に本社を置くコンサルタント会社が関与しているとされるが、捻出された裏金の行方が受注工作費であるとすれば、日本を代表する企業に、今も闇の部分が存在することになる。コンプライアンスの観点からも、御手洗氏の責任を問う声が上がるものと思われる。