万博当時の鉄鋼館=万博記念機構提供
大阪府吹田市の万博記念公園内にある大阪万博(1970年開催)当時のパビリオン「鉄鋼館」が来年3月、万博記念館としてリニューアルオープンする。万博40周年事業の一環。映像や音を通して万博の熱気や軌跡を振り返ることができる。
鉄鋼館は、日本鉄鋼連盟が出展した当時の最新鋭の音響設備のある音楽ホール。伝統芸能や音楽会の会場として利用され、万博後も「太陽の塔」とともに残された。
館内の「スペースシアターホール」を囲む160メートルの回廊に当時の映像や音源を流すほか、「月の石」が展示されたアメリカ館など各国パビリオンを立体CGで紹介するという。日本万国博覧会記念機構は「元気な日本の姿を思い出してほしい」としている。