芸術家の故岡本太郎さんが制作した大阪・万博記念公園の「太陽の塔」が19日、映画「20世紀少年」に登場する「ともだちの塔」に変身した。1月31日公開の「20世紀少年 第2章」のPR。
塔のてっぺんなどに、作中の謎の組織「ともだち」のシンボルマークである巨大な目があしらわれている。総費用8000万円をかけて改造、この日1日限定で公開した。
「20世紀少年」は、累計2000万部を発行した浦沢直樹さんのマンガが原作。60~70年代の高度経済成長期に少年ケンヂたちが地球の滅亡について書いた「よげんの書」が、30年後に謎の組織「ともだち」の一味によって実行されるというサスペンス。08年8月に公開された映画「第1章」は、ケンヂ役に唐沢寿明さん、友人のオッチョ役で豊川悦司さん、ユキジ役を常盤貴子さんら豪華キャストが出演し、話題を呼んだ。
31日の映画公開に先駆けて30日午後9時から日本テレビ系で放送されるスペシャル版「もう一つの第1章」では、ケンヂの仲間「ドンキー」を演じた生瀬勝久さんがナビゲーターとして作品を紹介。映画でカットされたシーンや今回の放送のために特別に撮影されたシーンなどを加えて再構築した。
2009年1月19日