映画の完成披露イベントで、劇中に登場する「ともだちの塔」に姿を変えた太陽の塔=19日夕、大阪府吹田市の万博記念公園、新井義顕撮影
映画に登場する「ともだちの塔」に姿を変えた太陽の塔=19日夕、大阪府吹田市の万博記念公園、新井義顕撮影
映画に登場する「ともだちの塔」に姿を変えた太陽の塔。炎などの映像が投影された=19日夕、大阪府吹田市の万博記念公園、新井義顕撮影
浦沢直樹さんの人気漫画を映画化した「20世紀少年〈第2章〉最後の希望」の完成披露イベントが19日、大阪府吹田市の万博記念公園で開かれ、「太陽の塔」が劇中に登場する「ともだちの塔」に変身した。変身はこの日限り。
劇中では2015年、世界の救世主として崇拝される覆面の教祖「ともだち」が70年に開かれた大阪万博そっくりの万博を開催。万博のシンボルとして太陽の塔をモチーフにしたともだちの塔を建てる。映画ではコンピューター・グラフィックス(CG)で描かれた。
映画の配給元の東宝は、作者の岡本太郎さんの遺族の許可を得て、8千万円をかけて太陽の塔を改造。中央部分に直径11.5メートルのバルーンをかぶせ、頂上部分には塔の背後から200トンのクレーンで目玉マークをつるした。
イベントには浦沢さんや出演者の豊川悦司さんが出席。初めて太陽の塔を訪れたという浦沢さんは感慨深げに「もう泣きそうです。でも普通の塔が見られなかったのは残念」。