12日午後9時ごろ、札幌市北区東茨戸の温泉宿泊施設「シャトレーゼ・ガトーキングダム・サッポロ」で、3階の女性用浴場の浴槽に北海道苫小牧市内の会社役員八木哲也さん(43)の長男義樹君(5)が仰向けに沈んでいるのを従業員が見つけた。義樹君は病院に運ばれたが、死亡が確認された。札幌北署が原因などを調べている。
同署や同施設などによると、義樹君は両親や弟と4人で訪れ、母親(36)と一緒に足湯に入っていたが姿が見えなくなったため、母親が同日午後8時半ごろ従業員に届け出た。午後9時前、別の従業員が足湯近くの浴槽(深さ約85センチ)に沈んでいるのを見つけた。当時、浴場には70〜80人ほどの客がいたという。