12日午後9時ごろ、札幌市北区東茨戸のホテル「シャトレーゼ・ガトーキングダム・サッポロ」に隣接する温浴施設の浴槽で男児(5)がおぼれているのを、母親と一緒に捜していた従業員が発見した。男児は救急車で北区内の病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。札幌北署は当時の状況などについて従業員らから事情を聴いている。
ホテルによると、男児は両親と弟の4人で来場。父親を除く3人が女湯に入っていた。午後8時半ごろ、男児の姿が見えないと母親から届け出があった。男児が見つかった浴槽は深さ90センチ。母親が目を離したすきに一人で浴槽に入り、水中に転落したらしい。
施設は午後10時半で営業を取りやめた。13日も休業する。【芳賀竜也】
毎日新聞 2009年1月13日 1時22分