「韓国料理がグローバル化すれば、海外市場で半導体に劣らず大金を稼ぐことができます」
フランスの料理学校ル・コルドン・ブルーのアンドレ・コアントロー会長(60)=写真=は22日、本紙とのインタビューで「韓国料理は材料が多様で、調理法も独特であり、グローバル化の可能性を無限大に秘めている」とし「特にキムチは世界に通用する健康食品」と称賛を惜しまなかった。
ル・コルドン・ブルーは韓国で淑明女子大と提携し、2002年から料理アカデミーを運営している。同校は日本、豪州、ペルーなど世界各地で多くのレストランや生花店、食材専門会社を運営する学校として有名だ。2005年に農林部の「キムチ広報大使」を務めたコアントロー会長は「西洋人にはややクセの強い味だが、慣れたら親しまれる味。西洋人の味覚に合うように伝統的なフランス料理とキムチをコラボレートした新しい料理法を開発したところ、反応が良かった」と紹介した。
同氏は韓国の外食産業の展望は非常に明るいと語る。「韓国人も経済力が向上し、豊かな生活を送ることに目を向けている」と話す。
ル・コルドン・ブルーは特に、韓国の外食産業発展の基礎となる人材養成ビジネスに力を注いでいる。昨年、淑大と連携してホテルやリゾートなどサービス産業に必要な知識を教えるMBA(経営学修士)過程を開設。今年は外食経営専攻の学士過程も新たに開設し、新入生40人を選抜した。コアントロー会長は「今年上半期にはル・コルドン・ブルーのレストランをオープンし、ワイン関連講座のプログラムも解説する予定だ」 と語った。
コアントロー会長は、コニャックのレミー・マルタンとリキュールのコアントローを製造するルノー・コアントローグループの跡取り。そんな同氏に、韓国料理にはどんなワインが合うのかを聞いてみた。
「韓国料理は香りが強いので、ワインも日光の強い地域、例えばカリフォルニア、豪州、チリ、アルゼンチン産がよく合う」
イ・ギョンウン記者
写真=チヨン・ギビョン記者