« 続)アポロ帰還時のドッキング | トップページ | 憲法のサワリを読みつつすぐ飽きる »

2007年5月11日 (金)

アポロ月疑惑/レーザー反射板/結語

ほんでさ。月に置いてきた星条旗とか着陸船の下部分(発射基台)とか地球から望遠鏡で見られませんとかいってるわけ。でもレーザーで反射板を照射できるって事は、レーザーの反射パルス分析で基台ぐらいは見分けられるんじゃないでしょうかね。あれって上から見て10m四方ぐらいの大きさがある。

つまり、いわゆる光学望遠鏡では見られないと言いながら、レーザーでは見られるし、現に反射板は見ているんだ と主張しているわけだな、アポロ派は。それって見えないの?見えるの?はっきりしてほしいな。

今度日本が打ち上げる月周回衛星「セレーネ」のカメラでも分解能が足りませんとか言ってるわけ。セレーネって月上空100kmあたりを周回するのよね。おまけにセレーネからレーザー照射で月との距離を測り続ける。地図を作れるねって期待さえある。ま、レーザーの細い線スキャンの蓄積でって事だけど。

でもJAXAの「第3話 人類は月に行っていない!? - 月の雑学 - 月を知ろう - 月探査情報ステーション」の「・日本の衛星(セレーネ)が月に行けば、アポロの着陸船を見つけられるはず?」には「不可能とはっきり書いてある。

だけどね同じJAXAの「SELENEプロジェクト」の「レーザー高度計(LALT)」の所には、はっきりと

 主衛星に搭載されるセンサで主衛星と月面間の直線距離を測る装置です。主衛星は月を極軌道で周回しているので月全面をカバーする距離データが得られ、これを用いて月全面の高精度地形図を世界で初めて作成します。

と書いてあるじゃないか。
セレーネで可能だと。

-------------------------
当サイト内関連記事はカテゴリー「アポロ」でごらんいただけます。

|

アポロ」カテゴリの記事

蛇足と愚問の日々」カテゴリの記事

陰謀史観」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/173644/15035518

この記事へのトラックバック一覧です: アポロ月疑惑/レーザー反射板/結語:

コメント

月面着陸で検索して、
こちらにたどり着きました。
レーザーの件で気になったので、一言。
私、レーザー好きで、知識はかじったほどしかないですが、

確か、レーザー光って 発射したときは点ですが
月に届く頃には直径数kmになるって記憶してます。

http://www.laserx.co.jp/technology/qa/part1.html

投稿: 通りすがり | 2007年6月13日 (水) 00時58分

コメントありがとうございます。
月に届く頃には10kmぐらいに拡散してるという伝聞情報は見た事合ったんですが、この月レーザー反射鏡周辺はほぼ全部「だと言う」とか「だそうだ」とかいうあいまい情報なんですよ。やっているという天文台の機材の画像もないし、ホントにあるのか?と疑う方が自然なんです。

本当にレーザー反射の計測が出来ているなら、バブル期の企業メセナなんかで日本でもやってたと思うし(サッカーや野球や水泳スケート等みんな企業メセナの成果だと思います)、また学研の付録についてても良かったし…

でも、そんなのはなくて「だそうだ」の連発で、それが月上陸の証拠の一つにされている。

ご案内いただいたサイトで「1960年頃に発明されたものです。」ってのを発見。アポロ11号でオルドリンが反射板を置いたのが1969年です。レーザー発明から9年で月に届いて帰ってくるほどの出力を達成している。そうなのか?夢見ちゃたんだか。

で、点が月につく頃に数キロに拡散だとして、エネルギーはその反比例で減衰してるわけで、それがまた地球に帰ってくる頃にはさらに減衰してるから、それって当時計測するスベがあったの?と思うんですよ。

数キロが直径5kmだとして500000cm*3.14=1,570,000cm^2=157万平方センチ。元が1平方センチだとしても157万倍。これが片道、復路で同じだけ拡散するとすると157万平方センチ*157万倍=2,464,900,000,000=2兆4649億平方センチに拡散するわけです。エネルギーはそれに反比例して小さい。

それを当時計測できたと。信じますか?アナログで計測したんですよね?

投稿: 本人 | 2007年6月13日 (水) 23時02分

そうですね。
レーザが広がると相当パワーは落ちるでしょうね。
150dB増幅するのは大変かも。

未だ良く読んでいませんが、下記のさいとは絵のイメージは分かりやすいです。
http://www.rikanenpyo.jp/FAQ/tenmon/faq_ten_005.html

興味が湧いてきたので、もう少し調べてみます。

投稿: 通りすがり | 2007年6月14日 (木) 03時21分

再々ありがとうございます。

で、着陸船が月面から発射して上空で旋回する母船とドッキングしたんです。

当時のコンピューターはパンチカードですよね。ご存じでしょうか?1970年代初め頃ですが、当時私がいた学校で情報処理の実習をやってるところがあって、ガラス越しに見えるようにしてあったんで、パンチカード入力を見た事があります。真夏にエアコンきいた部屋でうらやましいなーと思いましたね。

そういう機材で月周回軌道に入った母船の軌道要素を計算しなきゃいけないわけです。使える情報は、通信の遅れとか、母船と月の相対位置の変化とかです(まだレーザーじゃないですよね)。それを地球の基地局でコンピューターに入れて母船の月周回軌道要素を計算するわけです。少ない情報量を蓄積するだけでも何週間もかかると思うんですが、実際にはそういう問題に苦労する事もなく母船の対月軌道要素問題はスルーされてきました。

と言う事で。母船の軌道要素は把握できていなかったと思うので、着陸船との相対位置が確定していなかったと思うんです。つまりどう発射すれば再ドッキングするために母船と同じ軌道に乗れるかわからない状態で、着陸船は発射された。

ドッキングする口(クチ)に丸みがあってたとえば20センチの誤差なら丸みに沿ってかみ合わせがうまくいくよってなってたかもしれないが、その誤差以上ならドッキング口ははじかれちゃうわけです。

その精度で着陸船を月軌道に再投入しなきゃいけなかったわけで、

どう思います?

(めくるめく陰謀論の世界へようこそ)

投稿: 本人 | 2007年6月14日 (木) 23時06分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)