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更新日時 2008-07-15 15:00:16

菜食主義は心疾患や脳こうそくのリスクを高める-インド研究

【ニューデリー 7月14日 IANS】菜食主義は心疾患や脳こうそくのリスクを高める―インド・デリー首都圏の医師らがこのような調査結果を発表した。魚料理や肉料理を日常的に食べることで、これらの疾患のリスクを大幅に低下させることができるという。

 マックス病院の医師らは外来患者4680人を対象に5年間にわたり調査を実施。ビタミンB12の体内備蓄量と血中のホモシステイン濃度を検査した。調査の結果、患者の約6割でビタミンB12の不足がみられ、その大多数がベジタリアンであることが明らかになった。
 
 調査チームを率いる上級医師Arun Garg氏は、「ビタミンB12は野菜以外の食物に多く含まれています。ベジタリアンにビタミンB12が欠乏しがちなのはそのためです」と分析。さらに「ビタミンB12不足は血中のホモシステイン濃度を高め、結果として心疾患のリスクを高めるのです」と説明する。

 ホモシステインはタンパク質の代謝過程で生成されるアミノ酸の一種。血液中に蓄積されると、心疾患や脳こうそくの原因の一つである動脈硬化のリスクを高めるとされている。
 
 Garg氏らの研究によると、ベジタリアンが心疾患や脳こうそくなど発症するリスクは非ベジタリアンの約4倍。また野菜以外の食物をたまに食べる程度では、リスクを低下させることはできないという。「菜食主義の人はビタミンB12のサプリメントを摂取することです」とGarg氏は推奨している。(c)IANS


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