年末年始を県内で過ごした人たちのUターンラッシュで4日、山形市のJR山形駅は大きな荷物を持った家族連れなどで混雑した。山形新幹線「つばさ」の指定席は終日満席で、大勢の人が新幹線ホームの自由席前に長い列を作っていた。
JR東日本山形支店によると、つばさの自由席乗車率は、午前11時14分新庄発の114号と午後1時6分山形発の116号で140%を記録。早朝の一部の車両を除き、乗車率は軒並み100%を超えた。ラッシュは4日までの見通しで、5日以降は指定席にも空きがあるという。
家族5人で蔵王温泉へのスキー旅行帰りという横浜市港北区の会社員、外池大亮さん(33)は「広いスキー場を満喫しました」と話し、幼稚園児の長男の陽丸(ひまる)ちゃん(6)の手を引くなど、3人の子供たちに注意を払いながら新幹線に乗り込んでいた。【細田元彰】
毎日新聞 2009年1月5日 地方版