日本ハムが、“ハンカチ王子”争奪戦に参入する。12日、千葉・鎌ケ谷市の2軍合宿所でスカウト会議が開かれ、山田正雄GM(64)が、早大・斎藤佑樹投手(2年)について「ぜひ、ほしい。当然1位候補」と、来秋ドラフトでの1位指名を明言した。
斎藤獲得にあたってはすでにヤクルトが1位指名する方針を固め、早実OBのソフトバンク・王貞治会長(68)も「わがホークスに入ってプロ野球を大いに盛り上げてほしい」とラブコールを送っている。
だが「ヤクルトには渡さん!!」と山田GMは鼻息が荒い。斎藤には早大出身の大渕隆スカウトが密着マーク。チーム内に藤井、江尻、宮本ら現役の早大OB選手がいるのも心強い材料だ。
斎藤側の意向として、「日本ハムでもOK」という情報をキャッチ。ドラフトは来年秋だが、果たして山田GM、そしてハムの熱意は届くのか。