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◇-“ウソ八百親子”・金首領父子の偽り人生-愛(2/20-16:03)No.3852


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3852“ウソ八百親子”・金首領父子の偽り人生URL2/20-16:03

“ウソ八百親子”・金首領父子の偽り人生( 2/19)

 「拉致はない」とウソをつき続けたテロ国家・北朝鮮の独裁者・金正日(キム・
ジョンイル)総書記(61)。核の再開発も「電力のため」と抗弁する。国民思い
で戦術やIT、芸術、歴史、料理にも精通…。マルチ人間も真っ赤なウソで、脱北
者の元側近から漏れる実像は国際テロの首謀者で、「酒池肉林」の好色男。それも
そのはず、父の故金日成(イルソン)元国家主席の経歴もウソで塗り固められてい
るのだ。「ウソ八百」の父子を「首領様、将軍様」とあがめる国民。悲しいかな、
権力世襲は3代目にまで続くのか。
 金元主席が「金成柱(ソンジュ)」から改名したことは、現在、世界に広く知ら
れている。

 「金成柱」から「英雄・金日成」に仕立てたのは、旧ソ連の指導者スターリンで
ある。

 朝鮮半島には、昔から、「英雄がやがて民族を救いに来る」という「キム・イル
ソン将軍」伝説が存在していた。

 スターリンはこの伝説を、「社会主義の前線基地として、朝鮮半島を手に入れる
ために利用した」とされている。

 1945年当時、満州で抗日パルチザン闘争に従軍していた金成柱中尉は33歳
である。

 日本軍に追われ、ソ連の沿海州ハバロフスクに逃走後、スターリンによって、パ
ルチザン伝説の英雄「キム・イルソン=金日成」に「改名」し、同年、ソ連軍とと
もに北朝鮮に乗り込んだ。

 一説には、「金成柱青年は、17歳当時から『金正日』を名乗っていたという説
もある」(北朝鮮ウォッチャー)というが、いずれにせよ、本名とは違う名で、英
雄を騙(かた)り、49年には、北朝鮮の指導者として君臨するのである。

 その後、「金王朝」を築くため、当時、南朝鮮労働党(共産党)派、中国延安
(毛沢東)派、モスクワ派、満州(パルチザン)派の4派に分かれていた朝鮮労働
党を粛清し、独裁体制の基盤を作り上げたことは、史実が示す通りである。

 その息子の金正日総書記についても、その誕生からまがい物の歴史が北朝鮮では
伝えられる。

 42年2月16日、白頭山(ペクトゥサン)で生まれたとされる。

 白頭山は、「北朝鮮では古来から『神秘の山』と呼ばれる聖地」(同)である。
近くには正日峰(ジョンイルボン)という山もある。

 この正日峰のふもとに、「金正日書記の生家、とされる建物が存在している」
(同)という。

 まるで映画『十戒』さながらに、小学生のころから絵本などを使い、北で教え込
まれる「英雄誕生伝説」はこうだ。

 「金日成将軍は36年9月、正日峰のふもとに拠点を設けた。金正日総書記誕生
の日には、白頭山頂上の天池の厚い氷が割れ、その音が響き渡ると同時に、金総書
記の生家から、力強い赤ん坊の声が響き渡った」

 祖国の英雄の金日成将軍の相手は、抗日運動のヒロイン、金正淑(ジョンスク)
夫人であり、この時点で、すでに神格化されるだけの条件が整えられている。

 だが、この伝説は、先の金日成将軍が「抗日パルチザン運動で、ソ連において目
覚ましい活躍をしていた」という史実に、時期的に矛盾することがすぐに分かる。

 つまり、父親に続く英雄伝説を作り上げるためのウソで、実際には、金総書記は
「旧ソ連生まれ」ということになる。

 金親子は、こうした伝説を確実なものにするため、世界各国に存在していた社会
主義国家の中でも異例の「世襲独立王朝」を作り上げた。

 朝鮮半島に歴然と存在する儒教思想に存在する、「親への敬愛」を主体(チュチ
ェ)思想と融合させ、世襲を確たるものとしたのである。

 この世襲制は3代目に引き継がれ、現在、勘当された放蕩(ほうとう)息子で金
総書記の長男、正男(ジョンナム)氏に代わって、二男の正哲(ジョンチョル)氏
が後継者に指名されようとしているという。 だが、「拉致と核カード」を卑劣に
操り、北朝鮮が日本の経済援助を引き出そうとしているのは言うまでもない。  
「北の経済はまさに崩壊寸前。こうしたウソで塗り固められた世襲制の独立王朝そ
のものも、崩壊寸前のところまで来ている」(公安当局者)

平成15年2月19日
夕刊フジ