新春の南薩摩路を駆ける「第28回いぶすき菜の花マラソン」(同実行委員会主催)が11日、鹿児島県指宿市であり、10キロとフルマラソンのコースで過去最多の1万7423人が、見ごろを迎えた約800万本の菜の花の風景を楽しみながら心地よい汗を流した。
面積が九州最大の池田湖や「薩摩富士」と呼ばれる開聞岳があるコースのフルマラソンには、19‐86歳の約1万4600人が参加。約1200人のボランティアが、沿道でランナーにふかし芋や豚汁などを振る舞った。
熊本県山鹿市の福島美智子さん(59)は「今年は少し寒いけど、地元の人の声援が温かかった」。連続8回出場の指宿市の野元正さん(69)は「沿道のボランティアに感謝しながら走っています」と足取りも軽かった。
=2009/01/12付 西日本新聞朝刊=