2006年12月3日
九条は人類と地球を守る倫理観
  県議・元県議、信条・党派越えて九条の会発足
  
 現職の奈良県議と元県議の「九条の会」が11月21日、党派を超えた現職と元議員9人が集まり発足総会をおこないました。九条の会アピールへの賛同を呼びかける県民へのアピールを作成し、連名で発表することなどを確認しました。
 9月定例会が終了の日、有志の現職議員、元議員が準備会を開催、自民党を含む議員、元議員に打診や参加の呼びかけをおこないながら、5人の発起人がこの日の発足総会を準備。1988(昭和63)年、奈良県議会で全会一致で採択した「国際文化観光平和・県宣言」を生かし「『戦争をしない』ことをうたった憲法九条をまもり、戦争のない世界を実現しよう」とのよびかけを主な議員、元議員に発送し、この日の総会になったもの。
 11月20日までの入会者は思想信条・党派を超えた11人です。現職では日本共産党の山村さちほ議員、田中美智子議員、今井光子議員、無所属(県民クラブ)の藤本昭広議員。元職は田辺和夫、福西幸夫、矢川敏雄(以上、現職時の所属党派は社会党)、向井弘(同自民党)、今中せつ子、北野重一、中野あけみ(以上、同共産党)の各氏です。
 総会では、「九条は人類と地球を守る倫理観だ」など、自らの戦争体験や9条への思いを意見交換。九条の会アピールへの賛同を呼びかける文書を入会者全員の連名で発表することや改憲派を含めた討論会などに取り組もうと話し合われました。また、代表世話人に田中、藤本両議員と福西氏の3氏を、事務局長に北野氏を選出しました。
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