ナローラペルのジャケットに着丈の短いシャツ。どちらも同じブランドのため非常にコーディネートしやすい(画像クリックで拡大)

 着ている人の特徴としては、コーディネートのほぼすべてをHAREで固めるという点が挙げられる。これは、デザイナーズブランドにも言えることだが、コンセプトがしっかりしているため、同じブランドのアイテムのほうがよりスタイリングの雰囲気を出しやすいからだ。

 またHAREを着用している人に聞けば、「国内ブランドだからサイズがすごく日本人向け」とサイズの問題で海外ブランドに手を出さなかった小柄な男性が着用していることが多い。海外ブランドのサイズはメンズなら44(S)からの展開が基本だが、Sサイズと言われても日本製でいうMサイズだったりして、なかなかジャストサイズで着られないことがある。だが、国内ブランドであるHAREの場合、日本人に合わせたサイズ展開をしているため、小柄な男性ややせた人にも非常に合うというわけだ。

ボトムもHARE。裾をカットオフしてややフレア気味にアレンジ。低価格だからこそ思い切って自分でアレンジする人も多い(画像クリックで拡大) 信國太志氏のシグネチャーブランドである「TAISHI NOBUKUNI」のブーツ。同氏は「TAKEO KIKUCHI」のクリエイティブディレクターを務める(画像クリックで拡大)
(文・写真/Fashionsnap.com)