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2009-01-11 18:29:29 stanford2008の投稿

桜井淳所長の最近の講演内容-「もんじゅ」の運転再開の可能性と今日的意味-

テーマ:ブログ

【講演要旨】



Ⅰ. 世界の高速増殖炉開発


Ⅱ. 「もんじゅ」の現状と課題


Ⅲ. 耐震安全性


Ⅳ. 核燃料サイクルの社会学


Ⅴ. プルトニウムの政治学


Ⅵ. 考察



文献

2009-01-11 18:13:39 stanford2008の投稿

桜井淳所長の最近の講演内容-リスク管理社会の情報の発信法と信頼性-

テーマ:ブログ

【講演要旨】



Ⅰ. 原子力発電所のPSA(レベル1、レベル2、レベル3、レベル4)


Ⅱ. AECによる「原子炉安全性研究」の概要


Ⅲ. 日本における原子力発電所のPSAの現状と課題


Ⅳ. 情報の発信法と信頼性


Ⅴ. 発生確率と感度解析


Ⅵ. 考察



文献


2009-01-10 23:29:06 stanford2008の投稿

桜井淳所長の最近の講演内容-日本の核燃料サイクル施設の臨界安全解析法の現状と課題について-

テーマ:ブログ

【講演要旨】



Ⅰ. 核燃料サイクル施設の概要


上流

1.01ウラン鉱山

1.02精錬

1.03転換(天然六フッ化ウランガス、56.5℃でガス化)

1.04輸送容器(吸着された天然六フッ化ウラン、たとえば、トレーラーによる48Yシリンダー輸送)(海外より海上輸送)

1.05濃縮(天然ないし濃縮六フッ化ウランガス、発生槽(暖めてガス化して遠心分離器に供給)・製品回収槽(冷却して気体から固体にして回収)・均質槽(温めて液体にして均質化後に気体))

日本原燃等

1.06輸送容器(吸着された濃縮六フッ化ウランガス、たとえば、トレーラーによる輸送用保護容器付30Bシリンダー輸送)(海外より海上輸送あるいは国内陸上輸送)

1.07再転換・成型加工(濃縮ウラン溶液あるいは濃縮二酸化ウラン酸化物)

三菱原子燃料・原子燃料工業・GNF等

1.08新燃料輸送容器(燃料集合体のトラック輸送)(国内陸上輸送)


下流

1.10軽水炉炉心

電力会社等

1.11新燃料貯蔵

電力会社等

1.12使用済み燃料貯蔵

電力会社・日本原燃等

1.13使用済み燃料輸送容器(TN型・EXCELLO型・HZ型使用済み燃料輸送容器。高さ9mからの落下試験・高さ1mからの突起物上への落下試験・800℃30min.耐火試験・15m水深で8hの浸漬試験)(海上輸送)

原燃輸送等

1.14使用済み燃料中間貯蔵

電力会社等

1.15核燃料再処理

日本原燃等

1.16プルトニウム(MOX)燃料加工(英・仏・ベルギーからのMOX燃料の海上輸送)

原子力機構・日本原燃等

1.17低レベル・高レベル放射性廃棄物貯蔵(国内海上輸送、英仏からの返還廃棄物の海上輸送)

日本原燃等



Ⅱ. 核的制限値(ANSI/ANS 57.2-1983等)


使用済み燃料貯蔵施設の設計基準(検査・核的制限値・水位維持による放射線遮蔽・自然循環・崩壊熱除去・水温維持(66℃以下)・高燃焼度燃料・タービンミサイル対策・地震対策(水面のスロッシング)・強風対策等)。


世界各国が採用している核的制限値


(1)米国 keff≦0.95 Regulatory Guide 1.13 Appendix A

(2)米国 keff≦0.95 "Standard Review Plan" NUREG-75/087, Sec 9.1.2 Spent Fuel Storage

(3)米国 keff≦0.95-0.98 ANSI/ANS-57.2-1983(keff≦0.98の場合には解析手法の妥当性が検証されていることが条件になる)

(4)IAEA keff≦0.95 IAEA Safety Guide

(5)西独 keff≦0.95 KTA-3602

(6)日本 ベンチマーク実験解析で評価した推定臨界下限値(実際にはさらに安全ゆうどを考慮する)以下か解析手法の妥当性が検証されている場合にはkeff≦0.95)



Ⅲ. 安全解析の考え方


核燃料の水没を想定した核的に保守的な計算条件


計算コード


(1)新燃料輸送容器 安全審査専用計算コードSCALE(臨界専用連続エネルギーモンテカルロ計算コードKENO-Va)

(2)新燃料貯蔵庫 炉心設計コード(PWR, BWR)

(3)炉心 炉心設計コード、二次元から三次元へ(PWR, BWR)

(4)使用済み燃料貯蔵プール 炉心設計コード(PWR, BWR)

(5)使用済み燃料輸送容器 安全審査専用計算コードSCALE(臨界専用連続エネルギーモンテカルロ計算コードKENO-Va)

(6)六ヶ所再処理施設 燃料貯蔵施設に対しては炉心設計コード(PWR, BWR)、その他の施設に対してはJACS


原子力基盤機構でのクロスチェックでは連続エネルギーモンテカルロ計算コードMCNPとMVP



Ⅳ. 新燃料体系


4.1ウラン濃縮施設(keff≦0.95)

4.2ウラン加工施設(keff≦0.95)

4.3新燃料輸送容器(keff≦0.95)

4.4原発新燃料保管庫(keff≦0.95,ただし最適減速条件の時keff≦0.98)

(二次元計算は、水平方向集合体無限配列、垂直方向燃料棒無限長に対応するバックリング考慮。形状管理、排水溝を設ける、消火栓は設けない。)



Ⅴ. 使用済み燃料体系


5.1軽水炉炉心(keff≦0.95)

5.2原発や再処理施設の使用済み燃料貯蔵プール(keff≦0.95 for BWR, keff≦0.98 for PWR, ただし、六ヶ所再処理プールkeff≦0.95)

(Asクラス、形状管理、ステンレスライニング、漏水防止、プール底に排水溝は設けない、プール上部に配管等を設ける。PWRの場合、保守的評価のために、可燃性毒物を無視した新燃料(濃縮度分布なし)を想定、プール水の2000ppmのホウ酸水も無視、水密度最大、寸法公差最大。BWRの場合、保守的評価のために、ガドリクレジット採用(ガドリ燃焼にともないkeffにピークが生じること)、水密度最大、寸法公差最大。PWRとBWRともに二次元計算は、水平方向集合体無限配列、垂直方向燃料棒無限長に対応するバックリング考慮。)

5..3使用済み燃料輸送容器(keff≦0.95)

5.4中間貯蔵施設(keff≦0.95)

5.5再処理施設

5.5.1受け入れ工程(keff≦0.95)

(燃焼度モニター・部分的燃焼度クレジット。)

5.5.2せん断工程(keff≦0.95)

5.5.3溶解工程(keff≦0.95)

5.5.4分離工程(keff≦0.95)

5.5.5精製工程(keff≦0.95)

5.5.6脱硝・転換工程(keff≦0.95)

5.5.7製品貯蔵工程(keff≦0.95)

6.6プルトニウム(MOX)燃料加工施設)(keff≦0.95)

(質量管理・形状寸法管理・乾式工程・輸送容器は冷却フィンや空冷機能。)



Ⅵ. 課題


6.1keff≦0.95の物理的根拠。

6.2臨界時と未臨界時の中性子エネルギースペクトルの差のkeffへの影響。

6.3臨界固有値計算における線源サイクル相関誤差の考慮(あまり大きくない、最近のMCNP-5では指導的に計算される)。

6.4臨界固有値計算における中性子断面積の共分散誤差の考慮(臨界時に3σで約1ドルと推定され、意外と大きい)。

6.5未臨界ベンチマーク実験解析から未臨界度の評価法の可能性の検討。



文献

(1)日本原燃株式会社会社案内

(2)原子力機構組織・業務案内

(3)原子力機構核燃料サイクル研究所

(4)原子力機構プルトニウム燃料技術開発センターとMOX燃料

(5)子力学会「最適モンテカルロ計算法」研究専門委員会議事録(日本原子力学会誌と学会HPに公開済み)

(6)子力学会「未臨界実験データ評価」研究専門委員会議事録(日本原子力学会誌と学会HPに公開済み)


2009-01-10 21:29:08 stanford2008の投稿

桜井淳所長は「東京新聞」の記者のインタービューに答える-産廃所で発見された低レベルドラム缶-

テーマ:ブログ
桜井淳所長は、日本原電の低レベル放射性廃棄物ドラム缶が新潟県の産業廃棄物投棄所で発見された問題について、「東京新聞」の記者からインタビューを受け、約15分、その意味するところを解説しましたが、緑色したドラム缶には、確かに、日本原電の名前と放射能マークが記されていたため、第三者のいたずらとは考えられず、日本原電から出た物であろうと断定し、ただし、普通、例レベル放射性廃棄物のドラム缶は、黄色の厚いペンキで塗装されているため、変色して緑色になることはなく、むしろ、低レベル放射性廃棄物ではなく、原子力発電所の完全解体撤去にともない発生する産業廃棄物扱いされる極低レベル放射性廃棄物を収納する新たに設けられたドラム缶の可能性を示唆したが、ふつう、紙や布やコンクリートであって、内容物が油性液体であることはないため、おかしな点がいくつくも重なっていると指摘しました。
2009-01-10 18:31:55 stanford2008の投稿

"水戸"だより-"水戸"主催学術セミナーの唯一性と高品質性の内容による原子力界催物との棲み分け-

テーマ:ブログ

原子力界では、主に、大学(東大等)や政府関係研究機関(原子力機構や原子力基盤機構等)において、数年前から、無料で、研究会・講演会・セミナー等の一般や原子力界を対象とした啓蒙を目的とした学術的催物が開催されるようになり、それまで、有料の学術的催物を開催していた日本原子力情報センター等においては、たとえ、セミナー等を開催しても、人が集まらず、商売にならない状態が続いておりますが、それでも、"水戸"主催の学術セミナーのように、参加費が高額であるにもかかわらず、確実に、コンスタントに参加者が確保できるのは、講師の桜井淳所長のそれまでの知識・経験・著書等の学術的成果によるだけでなく、いまでも日本原子力学会のふたつの研究専門委員会の主査を務める等、日本の最先端の学問と問題意識を基にしたレクチャー内容と問題提起をできるためであり、小規模であるにもかかわらず、資金が豊富で大規模なな大学や研究機関と張り合い、うまく棲み分け共存できるのは、レクチャー内容の唯一性と高品質性により、参加者を獲得できるためです(参加者の話では、「企業は、業務上必要な内容であれば、たとえ、5万円でも10万円でも参加させる」ということでしたので、さらなる値上げを検討中です)。

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